特許
J-GLOBAL ID:200903037779553376

油圧駆動回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 永井 冬紀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-064799
公開番号(公開出願番号):特開平5-263926
出願日: 1992年03月23日
公開日(公表日): 1993年10月12日
要約:
【要約】【目的】 作業機回路圧力に対する油圧モータの出力トルクの特性を路面の滑りやすさや車両の傾きに応じて調節できる油圧駆動回路を提供する。【構成】 走行負荷圧力Ptと作業機負荷圧力Pfとの和による力がばね30aとパイロット制御圧Psによる力との和を越えたときに開閉弁30を開いて可変容量油圧ポンプ2の傾転量を低減させ、走行負荷圧力を制限する。圧力Psを電磁比例減圧弁31によって増減させ、作業機負荷圧力に対する油圧モータ12の負荷圧力の特性線図を平行移動させる。電磁比例減圧弁31のソレノイド部31Sに印加する電圧を制御回路40によって調節する。制御回路40は、路面が滑りにくくなるほどソレノイド部31Sへの印加電圧が大きくなるように、かつ車両が登坂状態にあるときは傾斜角が大きくなるほど電圧を増加させ、車両が降坂状態にあるときは傾斜角が大きくなるほど電圧を減少させる構成とする。
請求項(抜粋):
原動機によって駆動される作業機用に供される油圧ポンプおよびこの作業機以外に供される可変容量油圧ポンプと、前記可変容量油圧ポンプの吐出油により駆動される車両走行用の油圧モータと、前記可変容量油圧ポンプの押除け容積を制御する押除け容積制御手段とを具備する油圧駆動回路において、前記油圧モータの負荷圧力と作業機の負荷圧力との和が所定値以上かを検出し、前記和が所定値以上のときに、前記作業機の負荷圧力が大きいほど前記可変容量油圧ポンプの押除け容積を低減するように前記押除け容積制御手段を駆動する駆動制御手段と、この駆動制御手段が前記押除け容積制御手段を駆動することによって得られる前記作業機負荷圧力に対する前記油圧モータの負荷圧力の特性線図を平行移動させて前記油圧モータの出力トルクを調節するトルク調節手段とを具備し、前記トルク調節手段は、走行力を指示する信号と車両の傾きを示す信号とに基づいて、前記走行力の指示値が大きくなるほど、および前記車両が上り勾配なほど走行力が大きくなり、前記走行力の指示値が小さくなるほど、および前記車両が下り勾配なほど前記走行力が小さくなるように前記特性線図を移動させる構成とされていることを特徴とする油圧駆動回路。
IPC (2件):
F16H 61/42 ,  F16H 59:66
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平4-127313

前のページに戻る