特許
J-GLOBAL ID:200903037780159525

ブレーキシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青木 健二 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-141802
公開番号(公開出願番号):特開平8-332943
出願日: 1995年06月08日
公開日(公表日): 1996年12月17日
要約:
【要約】【目的】ブレーキペダル踏込をより正確に判断して、緊急ブレーキをより一層正確に作動させる。【構成】運転者のブレーキペダル2踏込時、電子制御装置24は、ストロークセンサ23と踏力センサ22とからの各検出信号に基づいて、ペダル踏込速度が第2しきい値A′を超え、かつペダル踏力が第5しきい値Dより大きいかを判断する。ペダル踏込速度が第2しきい値A′より大きくかつペダル踏力が第5しきい値Dより大きいと判断すると、第2比較器48および第5比較器57がとも出力し、第1RSフリップフロップ52および第3RSフリップフロップ59がともに出力する。このため、AND回路54が出力するとともに第2RSフリップフロップ56が出力するので、第1OR回路51が出力する。これにより、第1および第2開閉弁17,19がともに切り換えられ、緊急ブレーキが作動する。
請求項(抜粋):
ブレーキ操作部材と、負圧源から常時負圧が導入されている定圧室、ブレーキ非作動時に負圧が導入されるとともにブレーキ作動時に大気が導入される変圧室、前記定圧室と前記変圧室とを区画し前記変圧室に大気が導入されることにより作動するダイヤフラム、通常時負圧が導入されるとともに必要時大気が選択的に導入される内部室、前記ブレーキ操作部材によって切り換え制御されて前記変圧室をブレーキ非作動時に前記内部室に連通しかつ大気と遮断するとともにブレーキ作動時に大気に連通しかつ前記内部室と遮断する制御弁および前記ダイヤフラムの作動により出力する出力軸を備えている負圧倍力装置と、この負圧倍力装置の前記出力軸によって作動されてブレーキ液圧を発生するマスタシリンダと、このマスタシリンダのブレーキ液圧が導入されてブレーキ力を発生するブレーキシリンダと、前記内部室に接続する第1通路と、この第1通路を通常時前記負圧源に連通するとともに必要時大気に連通させる圧力切換弁と、前記第1通路を流動する大気を前記変圧室に導入する第2通路と、この第2通路に設けられ、前記第1通路から前記変圧室に向かう空気の流れを許容するが前記変圧室から前記第1通路に向かう空気の流れを阻止するチェック弁と、前記ブレーキ操作部材の操作量を検出する操作量検出センサと、前記ブレーキ操作部材の操作力を検出する操作力検出センサと、前記操作量検出センサによって検出された前記操作量に基づいて求められた操作速度が予め設定された速度しきい値より大きく、かつ操作力検出センサによって検出された前記操作力が予め設定された操作力しきい値より大きいとき、前記圧力切換弁を切換制御する電子制御装置とを備え、緊急ブレーキ時等の必要時に前記電子制御装置が前記圧力切換弁を切り換えて前記第1通路を大気に連通させることにより、前記ブレーキ力を増大させることを特徴とするブレーキシステム。

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