特許
J-GLOBAL ID:200903037781696486

移動機、及びその受信自動周波数制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-260308
公開番号(公開出願番号):特開2003-069488
出願日: 2001年08月29日
公開日(公表日): 2003年03月07日
要約:
【要約】【課題】高価、高安定な局部発振器を用いなくても、AFCプルインレンジを狭くしながら迅速かつ安定した自動周波数制御を可能とする。【解決手段】記憶回路156から初期基準制御電圧値または他の基準制御電圧値を必要に応じて読み出し、加減算回路157を通してDAコンバータ158に入力し制御電圧に変換して電圧制御水晶発振器141へ供給して、対応する周波数の局部発振信号を発振させる。検波回路152で周波数変換後の受信信号を検波し位相変調信号を復元して位相情報を検出し、角度差検出回路153で角度差から受信周波数のずれを検出し、ずれがなくなるよう加減算回路で基準制御電圧値を修正する。受信できたら、基地局ID検出回路155で検出した基地局識別情報対応に、加減算回路の出力基準制御電圧値情報を当該基地局固有の基準制御電圧値情報として記憶回路に登録する。次回受信時のAFC引き込みが速くなる。
請求項(抜粋):
移動通信システムの複数の基地局の各々との間で無線信号を送受信する移動局として用いられ、前記各基地局からの無線信号の受信に際し、受信信号を検波手段の入力周波数帯域に周波数変換するための局部発振信号の発振周波数に対する自動周波数制御を行う移動機において、供給された制御電圧の値に応じた周波数で発振し前記局部発振信号として出力する電圧制御発振手段と、あらかじめ設定された初期用を含む複数の基準制御電圧値情報を記憶しておくとともに、前記各基地局からの信号受信時に得られる固有の基準制御電圧値情報を当該基地局の基地局識別情報と対応付けて記憶可能な記憶手段と、前記局部発振信号により周波数変換された受信信号に対する前記検波手段の検波出力に基づいて、前記記憶手段から読み出された基準制御電圧値情報の値の修正を行う制御電圧修正手段と、前記制御電圧修正手段から出力された修正後の基準制御電圧値情報に対応する値の制御電圧を生成し前記電圧制御発振手段へ供給する制御電圧生成手段と、前記各基地局との信号送受信を制御し、初回の受信となる基地局に対しては、前記記憶手段にあらかじめ記憶されていた複数の基準制御電圧値情報のいずれかを前記制御電圧修正手段へ順次入力することにより、前記制御電圧生成手段及び前記電圧制御発振手段を通した自動周波数制御による受信を可能とするとともに、受信できた基地局の受信信号から抽出した基地局識別情報と、その時点の前記制御電圧修正手段から出力された修正後の基準制御電圧値情報とを対応付けて前記記憶手段に記憶させ、2回目以降の受信となる基地局に対しては、初回の受信時に前記記憶手段に記憶された当該基地局固有の基準制御電圧値情報を前記制御電圧修正手段へ入力することにより、初回の受信時より迅速かつ安定な自動周波数制御を可能とする制御手段とを備えることを特徴とする移動機。
IPC (3件):
H04B 7/26 ,  H03J 7/02 ,  H04B 1/16
FI (3件):
H03J 7/02 ,  H04B 1/16 R ,  H04B 7/26 N
Fターム (14件):
5J103AA11 ,  5J103CB07 ,  5J103GA12 ,  5J103JA10 ,  5K061AA11 ,  5K061BB12 ,  5K061CC53 ,  5K061CD04 ,  5K067AA41 ,  5K067EE02 ,  5K067EE10 ,  5K067EE23 ,  5K067EE25 ,  5K067EE67
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 移動無線機
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-164274   出願人:エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社
  • 周波数補正回路、移動体通信機
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-246706   出願人:三洋電機株式会社

前のページに戻る