特許
J-GLOBAL ID:200903037800168755

銑鉄・メタノール製造プラント

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 坂間 暁 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-161601
公開番号(公開出願番号):特開平5-009140
出願日: 1991年07月02日
公開日(公表日): 1993年01月19日
要約:
【要約】【目的】 低品位炭や低品質鉄鉱石を使用できる溶融製銑法で多量に発生する可燃性ガスを有効に利用し、経済性を向上させること。【構成】 溶融製銑工程で発生する可燃性ガスを原料にして、クリーン燃料であるメタノールを製造する。また、メタノール製造過程で発生する酸化度の低い可燃性ガスを鉄鉱石還元に使用し、製銑設備の適正操業に供する。
請求項(抜粋):
溶解ガス化炉と第1の固気分離器と予備還元炉と第2の固気分離器とを有し、可燃性ガスを排出する溶融製銑設備、上記溶融製銑設備に後置接続され、上記溶融製銑設備から排出される可燃性ガスを、顕熱回収および/または冷却し、かつ上記可燃性ガス中に含まれる微量の固形分を除去するガス洗浄設備、上記ガス洗浄設備に後置接続され、上記ガス洗浄設備を出た可燃性ガスの全量または一部を導入して上記可燃性ガス中の硫黄化合物と炭酸ガスの大半を除去する脱硫設備、上記脱硫設備に後置接続され、上記脱硫設備で処理された可燃性ガスと水蒸気を導入し、上記可燃性ガス中の一酸化炭素の一部と水蒸気を反応させて、水素と炭酸ガスに変換させるCOシフト反応設備、上記COシフト反応設備に後置接続され、上記COシフト反応設備を出た可燃性ガス中の炭酸ガスと水分を除去する脱炭酸設備、ならびに上記脱炭酸設備に後置接続され、上記脱炭酸設備で処理された可燃性ガスを原料ガスとして使用するメタノール合成設備を備え、上記溶解ガス化炉では、投入された炭素を含む燃料を酸素あるいは酸素と水蒸気により部分燃焼ガス化して、一酸化炭素と水素を主成分とする可燃性ガスを発生させるとともに、投入された還元鉄により溶融銑鉄を製造し、上記第1の固気分離器は、上記溶解ガス化炉に接続されて上記溶解ガス化炉で発生する可燃性ガス中の固形分を分離し、かつ分離した固形分を上記溶解ガス化炉に還流する導管を有し、上記予備還元炉では、上記第1の固気分離器で固形分の大半が除去された可燃性ガスが底部付近に吹込まれ、頂部近傍から供給される粉粒状の鉄鉱石を還元し、上記第2の固気分離器は、上記予備還元炉に接続され、上記予備還元炉から流出する可燃性ガス中の固形分を分離して、分離した固形分の一部を上記予備還元炉に循環させる連通管と、分離した固形分の他の一部を上記溶解ガス化炉に供給できる導管とを有するプラントにおいて、上記脱硫設備で処理された可燃性ガスの一部および/または上記メタノール合成設備出口の可燃性ガスの一部を、上記溶融製銑設備の上記溶解ガス化炉で発生する可燃性ガス中に吹込むことができる導管が設けられていることを特徴とする銑鉄・メタノール製造プラント。
IPC (3件):
C07C 31/04 ,  C07C 29/152 ,  C21B 11/00

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