特許
J-GLOBAL ID:200903037805207074

脱脂方法およびそれにより得られる脱脂体並びに焼結体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井上 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-284336
公開番号(公開出願番号):特開平10-130063
出願日: 1996年10月25日
公開日(公表日): 1998年05月19日
要約:
【要約】【課題】 脱脂に際しての射出成形体の保形性を確実にしながら、加熱気化蒸発,熱分解による脱脂工程による時間の大幅な短縮化を図る脱脂方法を低コストに提供する。【解決手段】 脱脂工程を、成形体を常圧以下の減圧雰囲気下に置き、熱可塑性バインダーの融点未満の温度で加熱することにより、熱可塑性バインダーの一部を全熱可塑性バインダー量の5重量%以上気化させ、さらに気化し易い有機化合物または熱可塑性樹脂成分の融点の高い方の成分のその融点未満の温度で加熱することにより、熱可塑性バインダーの一部を全熱可塑性バインダー量の10重量%以上気化させ、最終温度を200°C以下にする第1工程と、選択される粉末の材料に対して不活性な常圧以上のガス雰囲気中で熱可塑性バインダー成分の最高融点以上の温度まで加熱する第2工程とを含むようにする。
請求項(抜粋):
熱可塑性バインダーと粉末とを混合して射出成形してなる成形体から前記熱可塑性バインダーを脱脂する脱脂方法において、前記熱可塑性バインダーは、少なくとも一種以上の気化し易い有機化合物と少なくとも一種以上の熱可塑性樹脂成分よりなり、かつ脱脂工程が、(a)前記成形体を常圧以下の減圧雰囲気下に置き、前記熱可塑性バインダーの融点未満の温度で加熱することにより、前記熱可塑性バインダーの一部を全熱可塑性バインダー量の5重量%以上気化させ、さらに気化し易い有機化合物または熱可塑性樹脂成分の融点の高い方の成分のその融点未満の温度で加熱することにより、前記熱可塑性バインダーの一部を全熱可塑性バインダー量の10重量%以上気化させ、最終温度を200°C以下にする第1工程および(b)選択される粉末の材料に対して不活性な常圧以上のガス雰囲気中で熱可塑性バインダー成分の最高融点以上の温度まで加熱する第2工程を含むことを特徴とする脱脂方法。
IPC (2件):
C04B 35/638 ,  B22F 3/10
FI (2件):
C04B 35/64 301 ,  B22F 3/10 C
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 特開平4-074769
  • 特開平3-045566
  • 特開平3-045567
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審査官引用 (4件)
  • 特開平4-074769
  • 特開平3-045566
  • 特開平3-045567
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