特許
J-GLOBAL ID:200903037815755797

廃紙脱インキプラント残留物からの無機充填剤のリサイクル

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外5名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-527836
公開番号(公開出願番号):特表平11-502877
出願日: 1996年03月14日
公開日(公表日): 1999年03月09日
要約:
【要約】廃紙の脱インキ処理から得られる廃棄物中に無機顔料をリサイクルする方法。脱インキ残留物を、酸素含有雰囲気にて、存在する全ての有機炭化水素を完全に酸化するに足る温度に加熱する。熱、水、および二酸化炭素が生成され、これらを捕捉し、そしてプロセスにおいて再使用する。燃焼により化学反応が起こり、これによって脱インキ残留物中に初めから含まれている顔料が新規の安定な無機形態に転化される。燃焼相からの灰は、主としてゲーレナイト(Ca2Al2SiO7)、灰長石(CaAl2Si2O8)、およびベロブスカイト(CaTiO3)で構成される混合物である。混合無機相を含んだ灰を反応器に加え、水酸化カルシウムの水性スラリーに二酸化炭素ガスを吹き込み、これによって沈降炭酸カルシウム(PCC)を生成させる。灰中の無機相はカルシウムを結晶構造の一部として含むので、PCCが沈降して灰粒子上で成長する。この結果、灰“コアー”を含んだ“リサイクル”PCC顔料が得られる。リサイクルPCCの特性は、バージンPCCの特性に類似している。
請求項(抜粋):
無機鉱物質の灰で構成される内側部分と炭酸カルシウムで構成される外側部分とを含む複合粒状物質。
IPC (3件):
C09C 3/06 ,  C08K 9/02 ,  D21H 17/67
FI (3件):
C09C 3/06 ,  C08K 9/02 ,  D21H 3/78
引用特許:
出願人引用 (28件)
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審査官引用 (10件)
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