特許
J-GLOBAL ID:200903037847619500

CT装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉谷 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-083492
公開番号(公開出願番号):特開平10-277025
出願日: 1997年04月02日
公開日(公表日): 1998年10月20日
要約:
【要約】【課題】多チャンネル式検出器の感度調整係数修正用の保守作業をオペレータが頻繁に実施しなくても、アーティファクトの出現を適切なかたちで阻止する。【解決手段】 検出データメモリ13に記憶されている検出データをデータ処理部15で補正処理して得た参照データを参照データメモリ16に記憶するとともに、変換特性求出部17で検出データと参照データの強度相関関係からデータ値変換特性を求出する。このデータ値変換特性に従ってデータ値更生処理部19で検出データを更生して更生データを得る。検出素子の経時的感度変化による変動分をリアルタイムのデータ処理で的確に除去する構成を有しているので、アーティファクトのないCT像が得られる。
請求項(抜粋):
被検体から放出されるCT像作成用放射線を検出する検出素子が多数個配列されてなる多チャンネル式検出器と、前記多チャンネル式検出器が被検体の周りを巡るようにスキャンをおこなうスキャン手段と、前記多チャンネル式検出器が被検体の周りを巡る間に多チャンネル式検出器から収集された検出データを各チャンネル毎にスキャンの進行と対応付けして記憶する検出データ記憶手段と、検出データに対し所定のアルゴリズムに従う信号処理を施してCT像の画像再構成をおこなう画像再構成手段とを備えているCT装置において、前記検出データ記憶手段に記憶されている検出データに対してチャンネル配列方向に沿って生じる検出データの変化が滑らかなものとなるよう補正処理をおこない参照データとして出力するデータ処理手段と、前記参照データをチャンネルおよびスキャンの進行と対応付けして記憶する参照データ記憶手段と、前記の両記憶手段における同一チャンネルについての検出データおよび参照データの間の強度相関関係に基づいて当該チャンネルの各検出データから検出素子の経時的感度変化に起因する変動分をそれぞれ除去するためのデータ値変換特性を求出する変換特性求出手段と、前記データ値変換特性に従って当該チャンネルの各検出データのデータ値を更生するデータ値更生処理手段とを備えていることを特徴とするCT装置。

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