特許
J-GLOBAL ID:200903037876468944

重合体組成物からの揮発性物質の除去方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 飯田 敏三
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-276249
公開番号(公開出願番号):特開平11-166014
出願日: 1998年09月29日
公開日(公表日): 1999年06月22日
要約:
【要約】【課題】 揮発性物質を連続的に高効率で除去して、残留揮発性物質の非常に少ない重合体組成物を得る方法を提供する。【解決手段】 揮発性物質を含む重合体組成物に発泡助剤を添加し、静止型混合装置で混合後、この混合物を押出装置によって脱揮槽に押出して発泡させ揮発性物質を除去する方法である。まず、添加ノズル装置(2)において発泡助剤(6)を重合体組成物(1)の流れ方向と反対方向に吐出、添加し、重合体組成物を発泡が起こらない圧力下で静止型混合装置(3)に導入し、混合する。そして押出装置(11)を用い、下記式(1)で規定される発泡係数Bが1.4以上になるような温度と圧力下で脱揮槽(4)に押出し発泡させ、揮発性物質を取り除く。式(1)B=A’/A(式中Aは押出装置の開口部断面積を示し、A’は開口部の下部から鉛直方向に50cmないし1mの間に落下した地点における発泡した重合体組成物の鉛直方向に対して直角方向の平均断面積を示す。)
請求項(抜粋):
揮発性物質を2重量%以下の量含む重合体組成物に発泡助剤を添加し、静止型混合装置で混合後、この混合物を押出装置によって脱揮槽に押出して発泡させ重合体組成物から揮発性物質を除去する方法であって、(1)前記重合体組成物に発泡助剤を添加するにあたり、添加ノズル装置において発泡助剤が重合体組成物の流れ方向と反対方向に吐出、添加され、発泡助剤の常圧における気化温度より高く、重合体の分解温度よりは低い温度領城において、重合体組成物が、その発泡が起こらない圧力下で静止型混合装置に導入され、(2)静止型混合装置内で前記温度下において、前記の、発泡助剤が添加された重合体組成物は発泡助剤の蒸気圧より高い圧力を維持したまま混合して静止型混合装置内を通過させられ、そして(3)鉛直方向下向きに設けられた、1つ以上の開口部を有する前記押出装置を経由して、前記脱揮槽内に導入された、前記の、発泡助剤が添加された重合体組成物が押出装置の開口部から押し出され、下記式(1)の、発泡係数Bが1.4以上になるような温度と圧力下で重合体が発泡体とされ、発泡助剤の放出と共に揮発性物質を取り除かれた重合体として回収される事を特徴とする重合体組成物から揮発性物質を除去する方法。式(1)B=A’/A(式中Aは押出装置の開口部断面積を示し、A’は開口部の下部から鉛直方向に50cmないし1mの間に落下した地点における発泡した重合体組成物の鉛直方向に対して直角方向の平均断面積を示す。)
引用特許:
審査官引用 (1件)

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