特許
J-GLOBAL ID:200903037908913058

V曲げ加工におけるスプリングバック角度計測装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉浦 俊貴 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-323849
公開番号(公開出願番号):特開平7-060362
出願日: 1993年12月22日
公開日(公表日): 1995年03月07日
要約:
【要約】【目的】 ワークに対する完全な除荷を行わない段階でそのワークのスプリングバック角度を精度良く検出する。【構成】 上金型を除荷開始位置まで下降させてワークの曲げ角度θ1 を検出し、次いで、上金型を微速上昇させてその上昇時に逐次上金型の昇降動位置およびワークに加わる加圧力をそれぞれ検出する。そして、上金型の単位上昇距離当たりの成形力の増分を逐次演算して、成形力の増分値が一定値に収束した点でワークの曲げ角度を検出し、この点以降の曲げ角度および成形力の各データから、曲げ角度〜上金型位置の関係および成形力〜上金型位置の関係を一次近似し、この近似式により成形力が零になる上金型位置を算出してその上金型位置におけるワーク13の曲げ角度θ4 を推定する。そして、この曲げ角度θ4 と除荷開始位置での曲げ角度θ1 との差θ4 1 をスプリングバック角度Δθとする。
請求項(抜粋):
上下の金型によって挟圧されることによりV曲げ加工されるワークの弾性戻り量としてのスプリングバック角度を計測するスプリングバック角度計測装置であって、(a)前記ワークの曲げ工程中に前記金型の昇降動位置を検出する金型位置検出手段、(b)前記ワークの曲げ工程中にそのワークの曲げ角度を検出する曲げ角度検出手段、(c)前記ワークの曲げ工程中にそのワークに加わる加圧力を検出する加圧力検出手段、および、(d)前記金型の任意の昇降動位置にて前記曲げ角度検出手段により検出される前記ワークの第1の曲げ角度を記憶し、前記ワークに加わる加圧力が零にならない範囲で低減されるよう前記金型を昇降動させるときに前記金型位置検出手段および前記加圧力検出手段によりそれぞれ検出される前記金型の昇降動位置および前記加圧力に基づいて前記金型の単位昇降動距離当たりの前記加圧力の増分値を演算するとともに、この増分値が一定値に保たれているときの前記金型の昇降動位置に対応する前記曲げ角度検出手段および前記加圧力検出手段により検出されるそれぞれ少なくとも2点ずつの前記曲げ角度および前記加圧力に基づいて一次近似により前記加圧力が零になるときの前記金型の昇降動位置を演算してその演算される金型の昇降動位置における前記ワークの第2の曲げ角度を推定し、この第2の曲げ角度と前記第1の曲げ角度との差分から前記ワークのスプリングバック角度を演算する記憶・演算手段を備えることを特徴とするV曲げ加工におけるスプリングバック角度計測装置。

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