特許
J-GLOBAL ID:200903037914778804

自動シフトを行う機械式変速装置の再係合制御方法及びその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-219778
公開番号(公開出願番号):特開平5-203031
出願日: 1992年07月27日
公開日(公表日): 1993年08月10日
要約:
【要約】【目的】 選択されたシフトを半自動で実施する自動車用機械式変速装置の再係合方法及びその装置において、運転者の不注意又は技能不足により発生しやすい、特に、下り坂走行時に変速機が長い時間ニュートラルにある状態を回避して、変速機の操作性を改善する。【構成】 シフトの実施時において、車両の加速度が所定の基準値を越えており、かつ変速機が所定時間を越えてニュートラルにある場合に、現在の車速に最適なギヤ比を決定し、そのギヤ比へのシフトを実施する。これにより、特に重量車両の下り坂走行時における変速機の操作を良くする。
請求項(抜粋):
燃料スロットル制御式エンジン(E)と、多段速度変速形機械式変速機(10)と、前記エンジンと前記変速機との間に駆動的に介装された手動制御式主摩擦クラッチ(C)と、前記変速機の入力軸(16)の回転速度を示す第1の入力信号を準備する第1のセンサ(98)と、前記変速機の出力軸(90)の回転速度を示す第2の入力信号を準備する第2のセンサ(100 )と、前記変速機のシフトを制御する非手動制御式変速機アクチュエータ(112,70,96 )と、現在係合の変速比から、又は、ニュートラルから選択された変速比へのアップ・シフト又はダウン・シフトを手動で選択し、前記選択を示す第3の入力信号を準備する手段(120,124/132 )を含む制御装置と、前記第1、第2及び第3の入力信号を受信し、所定の論理規則に従って、これに処理を施し、指令出力信号を発する中央演算処理装置(106 )とを有し、該中央演算処理装置は、(a)現在の係合比からの変速機のシフト選択に応答して、前記アクチュエータに指令出力信号を発し、変速機をニュートラルにシフトする手段と、(b)(i)現在の係合比から選択された変速比へのシフト選択及び(ii)変速機のニュートラル状態の確認に応答し、(i)変速機が同期したことを検知し、(ii)次に、前記アクチュエータに対して指令出力信号を発して、変速機を選択された変速比にシフトする手段とを含む、選択されたシフトを半自動で実施する自動車用機械式変速装置の再係合制御方法であって、(a)自動車の加速度を示す値を決定し、かつ車速の関数として1つ以上の係合可能な変速比を決定し、(b)(i)選択された変速比へのシフト選択及び(ii)計時装置の始動による変速機のニュートラル状態の確認に応答し、(c)次に、(i)所定の基準時間(REF2) より長く変速機がニュートラル状態にあり、又、(ii)所定の加速基準値(REF1) を超える自動車の加速度に応答して、すぐに、前記アクチュエータに対して指令出力信号を発し、前記変速機を前記係合可能な変速比の1つにシフトさせることを特徴とする方法。
IPC (5件):
F16H 61/00 ,  B60K 41/04 ,  F16H 61/16 ,  F16H 59:40 ,  F16H 59:42

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