特許

J-GLOBAL ID：200903037945999957

有機質廃棄物の発酵処理装置とかかる処理装置内の廃棄物の乾燥度検出方法

発明者： 皆川 昭宏 ,  山口 卯三郎 ,  進藤 泰宏 ,  北畠 正一 ,  阿部 誠一
出願人/特許権者： 株式会社日立製作所
代理人 (1件)： 小川 勝男
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平8-233906
公開番号（公開出願番号）：特開平10-076243
出願日： 1996年09月04日
公開日（公表日）： 1998年03月24日
要約：

【要約】【課題】温度変化で検出した発酵処理する有機廃棄物の乾燥度を利用して高信頼性で発酵処理可能な有機廃棄物の発酵処理装置を提供する。【解決手段】投入された有機廃棄物を発酵菌により発酵処理する発酵槽1を、加熱装置21により所定の温度に加熱しながら、発酵菌により処理する発酵処理装置において、発酵槽1には発酵槽内に空気を供給する吸気ダクト16や循環ブロワー17、発酵槽内の空気を排出する排気ダクト12が設けられ、さらに、この排気ダクト12付近には 発酵槽温度センサー11が取り付けられ、この温度センサー11からの検出温度は制御装置100へ導かれており、この制御装置100は、温度センサー11からの検出温度の変化状況に基づいて発酵槽1内で発酵処理する有機廃棄物と発酵菌との混合物の乾燥度を判定し、この乾燥度が過剰な値にならないよう、例えば循環ブロワー17の運転率などを制御する。

請求項（抜粋）：

有機質の廃棄物を発酵させて処理する有機廃棄物の発酵処理装置であって、処理する有機廃棄物を投入し、前記投入された有機廃棄物を発酵菌により発酵処理する発酵槽と、前記発酵槽内において発酵菌により発酵処理する有機廃棄物の温度を所定の温度に加熱する加熱手段と、有機廃棄物を発酵菌により発酵処理する前記発酵槽内に外気を供給する吸気手段と、有機廃棄物を発酵菌により処理する前記発酵槽内の空気を排気する排気手段とを備えた装置において、さらに、前記発酵槽内を移動する空気の温度を検出する温度検出手段と、当該温度検出手段により検出された前記発酵槽内を移動する空気の温度の変化状況に基づいて前記発酵槽内において発酵菌により発酵処理される有機廃棄物の乾燥度を判定する手段を設け、そして、当該乾燥度判定手段により判定された有機廃棄物の乾燥度に基づいて前記発酵処理装置を制御する手段を設けたことを特徴とする有機廃棄物の発酵処理装置。

IPC (2件)：

B09B 3/00 ZAB ,  C05F 9/02

FI (2件)：

B09B 3/00 ZAB D ,  C05F 9/02 D