特許
J-GLOBAL ID:200903038002786594

ペン型入力装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小島 俊郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-092906
公開番号(公開出願番号):特開平10-275048
出願日: 1997年03月28日
公開日(公表日): 1998年10月13日
要約:
【要約】【課題】小型の入力装置が求められている。そこで、ペン型入力装置で正確に筆記入力できるようにする。【解決手段】初期傾斜角演算部44は加速度センサ2で検出した加速度を基に初期傾斜角を算出する。傾斜角変化演算部45はジャイロ3で検出した回転角速度を基に傾斜角変化を算出する。筆記中傾斜角演算部46はこれらを基に筆記中傾斜角を算出する。角加速度演算部47は回転角速度から回転角加速度を求め、加速度補正部48は回転角速度、回転角加速度及び各加速度センサの取付位置を基にペン先部の加速度を求める。座標変換演算部49aは筆記中傾斜角を基にペン先部の加速度の座標系をペン軸座標系から重力座標系に変換する。
請求項(抜粋):
3個の加速度センサと3個のジャイロと演算部を有し、3個の加速度センサはそれぞれペン軸をZs軸としたペン軸座標系のXs軸方向,Ys軸方向及びZs軸方向の加速度を示す信号を出力し、3個のジャイロはそれぞれXs軸周り,Ys軸周り及びZs軸周りの回転角速度を示す信号を出力し、演算部は初期傾斜角演算部と傾斜角変化演算部と筆記中傾斜角演算部と角加速度演算部と加速度補正部と座標変換演算部と移動量演算部を備え、初期傾斜角演算部は無筆記状態で3個の加速度センサを用いて検出したペン軸座標系(Xs,Ys,Zs)の加速度を基に重力加速度方向に伸びる軸をZg軸にした重力座標系(Xg,Yg,Zg)におけるペン軸の傾斜角の初期値を演算し、傾斜角変化演算部は筆記状態で3個のジャイロを用いて検出した回転角速度を基にペン軸の重力座標系(Xg,Yg,Zg)における傾斜角の変化を演算し、筆記中傾斜角演算部は初期傾斜角演算部が演算した傾斜角の初期値と傾斜角変化演算部が演算した傾斜角の変化を基に筆記中のペン軸の重力座標系(Xg,Yg,Zg)における傾斜角を算出し、角加速度演算部は3個のジャイロを用いて検出した回転角速度から回転角加速度を求め、加速度補正部は3個のジャイロを用いて検出した回転角速度、角加速度演算部が算出した回転角加速度及び各加速度センサの取付位置を基に3個の加速度センサを用いて検出した加速度のペン先部を中心とした傾斜運動による加速度成分を算出し、算出した傾斜運動による加速度成分を基に加速度センサの取付位置におけるペン軸座標系(Xs,Ys,Zs)の加速度を補正してペン先部におけるペン軸座標系(Xs,Ys,Zs)の加速度を求め、座標変換演算部は筆記中傾斜角演算部が算出した筆記中のペン軸の重力座標系における傾斜角を基に加速度補正部が補正して求めたペン先部のペン軸座標系(Xs,Ys,Zs)による加速度を重力座標系(Xg,Yg,Zg)による加速度に変換し、移動量演算部は座標変換演算部が変換した加速度を基にペン先部の移動方向及び移動距離を算出することを特徴とするペン型入力装置。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 座標入力装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-227643   出願人:セイコー電子工業株式会社
  • 3次元位置検出装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-086093   出願人:ソニー株式会社

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