特許
J-GLOBAL ID:200903038010928918

機械式デュオサーボ型ドラムブレーキ装置およびそのシューセンタリング調整方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外8名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-321246
公開番号(公開出願番号):特開平11-153160
出願日: 1997年11月21日
公開日(公表日): 1999年06月08日
要約:
【要約】【課題】 非制動時にブレーキシューが、アンカー部材との弾接箇所廻りに揺動されてドラム内周面に摺接するのを防止可能なドラムブレーキ装置とする。【解決手段】 レバー16をピン17の周りで反時計方向に操作すると、レバー16およびストラット18でブレーキシュー3,4が拡開されてドラム2の内周に接触し、制動作用を行う。レバー16を釈放すると、ブレーキシュー3,4がアンカー部材7に当接する初期位置に戻り非制動状態になる。この時レバー16の戻し回動はストッパー30により制限され、その戻し回動限界位置を、ブレーキシュー3,4がドラム2に対してセンタリングされた状態でレバー16の遊びが丁度なくなる位置とし、レバー16をスプリング23でこの位置に弾支する。よって、非制動時にブレーキシュー3,4がこの位置に抑止され、アンカー部材7の周りに揺動することがなく、無用なドラム2との摺接が回避される。
請求項(抜粋):
バックプレート上に一対のブレーキシューをブレーキドラム内周面に対し押圧し得るよう向かい合わせて可動的に装架し、これら両ブレーキシューの一方の隣接端をそれぞれ固定のアンカー部材に弾接させ、他方の隣接端間をリンクで相互に連結し、両ブレーキシューの前記一方の隣接端にそれぞれブレーキ操作レバーの基端およびストラットの一端を枢着すると共に、該ストラットの他端を前記ブレーキ操作レバーの基端からずれた箇所に枢着し、ブレーキ操作レバーの回動操作により両ブレーキシューをブレーキドラム内周面に押圧させて制動作用を行うようにした機械式デュオサーボ型ドラムブレーキ装置において、制動作用を解除する前記ブレーキ操作レバーの戻し回動を制限するストッパーを、ブレーキ操作レバーの戻し回動限界位置を調整し得るようにして前記バックプレートに設け、ブレーキ操作レバーを前記戻し回動限界位置に弾支する弾性手段を設けたことを特徴とする機械式デュオサーボ型ドラムブレーキ装置。

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