特許
J-GLOBAL ID:200903038043864257
捲取機の尾端停止位置制御方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
杉信 興
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-209603
公開番号(公開出願番号):特開平7-060347
出願日: 1993年08月24日
公開日(公表日): 1995年03月07日
要約:
【要約】【目的】 捲取設備により帯状圧延材を捲取停止させる場合、減速開始後、被捲取材の尾端を最短時間で目標位置にて停止させるための尾端停止位置制御方法において、減速開始ポイントの最適化により、停止位置精度の向上と停止に必要な時間の短縮を図ることを目的とする。【構成】 従来の尾端停止位置制御方法に対し、GD2に加え被捲取材の材質、サイズを考慮した最大減速レートを計算し、減速開始ポイントをリアルタイムに演算し(減速開始点演算部)、演算結果と実際の尾端位置が一致した時点で減速を開始し(減速指令出力部)、尾端を目標位置にて正確に停止させる。【効果】 モータの能力を最大限に利用しながら定位置停止制御をすることにより、捲取後のオペレータの介入が不要となる。また、捲取後の空転をミニマムに出来、最尾端部の捲取品質を保持しつつ、最短時間で捲取を完了できる。
請求項(抜粋):
熱間圧延機出側に設けられた捲取機の回転を検出して捲取コイル径を演算すると共に、被捲取材の尾端を検出して捲取機の所定点に停止させる速度基準を演算する尾端停止位置制御方法において、電動機の減速能力,被捲取材のはずみ車効果,板厚,および板硬さに基づいて最大減速レートを演算し、この最大減速レートにより現在の回転数から零速度まで減速するために必要な停止距離をリアルタイムで演算し、減速開始ポイントを目標停止位置から逆算し、被捲取材の尾端が前記減速開始ポイントに一致した時点で減速を開始し、最短時間で目標停止位置に尾端を停止することを特徴とする尾端停止位置制御方法。
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