特許
J-GLOBAL ID:200903038063104828

内燃機関用ピストンの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-020056
公開番号(公開出願番号):特開平9-209827
出願日: 1996年02月06日
公開日(公表日): 1997年08月12日
要約:
【要約】【課題】アルミニウム合金製ピストンの頂部に鋳包まれる耐摩耗環のピストン鋳造後の処理工数の低減と対アルミとの密着性を良好とする。【解決手段】耐摩耗環となる埋込部材6は、アルミニウム粒子と硬質粒子とを焼結等により硬質金属粉体(成形体)としたものであって、外周溝4が焼結処理の際の成形や、焼成後の加工によって予め形成されており、この形成済み外周溝4サイド金型7A、7Bに設けた逆溝形状部8に嵌合させて金型内に埋込部材6を収容する。また、埋込部材6は、鋳造後の成形品となるピストン基材1aと接触する表層部6aにはアルミニウム粒子の割合を多く配分し、外周溝4側の表層部6bには硬質粒子の割合を多く配分する。これにより、埋込部材6はピストン基材1aとの密着性と鋳造後の処理工数の低減を同時に達成する。
請求項(抜粋):
アルミニウム合金製の内燃機関用ピストンを、ピストン基材となる溶湯を金型内に注入して製造する内燃機関用ピストンの製造方法において、アルミニウム或いはアルミニウム合金粒子と硬質粒子とからなりピストン頂部を強化するための耐摩耗環となる埋込部材に、リング溝となる外周溝が予め形成されるとともに、該外周溝を挟む両フランジ面が前記ピストン基材の外周面を形成する金型壁に当接若しくは若干離れ、かつ、前記埋込部材の全表層部のうち前記ピストン基材と接する側の表層部ほど前記アルミニウム或いはアルミニウム合金粒子が多く配分されるように、前記埋込部材を金型内に収容する中子工程と、前記埋込部材を収容した金型内に前記ピストン基材となる溶湯を注入する鋳造工程とを具備したことを特徴とする内燃機関用ピストンの製造方法。
IPC (5件):
F02F 3/00 ,  B22D 19/08 ,  B23K 9/04 ,  F16J 1/09 ,  B23K103:06
FI (6件):
F02F 3/00 G ,  F02F 3/00 N ,  B22D 19/08 D ,  B23K 9/04 N ,  B23K 9/04 S ,  F16J 1/09

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