特許
J-GLOBAL ID:200903038137713589

高分子蛍光体、その製造方法及び有機エレクトロルミネッセンス素子

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 久保山 隆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-267038
公開番号(公開出願番号):特開平9-111233
出願日: 1995年10月16日
公開日(公表日): 1997年04月28日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】蛍光の量子収率が高く溶媒に可溶な高分子蛍光体、その製造方法及び優れた発光特性を有する有機エレクトロルミネッセンス素子を提供する。【解決手段】〔1〕有機溶媒に可溶で、数平均分子量103 〜107 であり、一般式1、2及び3の2つ以上の繰り返し単位を含み、これらの和が該高分子の繰り返し単位の50モル%以上である高分子蛍光体。-Ar1 -C≡C- (1)-Ar2 -C≡C- (2) -Ar3 -(X1 )m -R1 -(X2 )n -Ar4 -C≡C- (3)(Ar1 は芳香族基で、Ar1 と隣接する2つの基と結合したAr1 における2つのC間で最短の経路に連続して存在するC個数の合計が偶数であり、Ar2 は芳香族基であり、Ar2と隣接する2つの基と結合したAr2 における2つのC間で最短の経路に連続して存在するC個数が1、3又は5であり、Ar3 、Ar4 は芳香族基である。R1 は炭化水素基を、X1 、X2 は-O-、-S-、-COO-又は-OCO-を示し、m、nは0又は1である。)〔2〕高分子化合物のビニレン基の炭素-炭素二重結合にハロゲン付加後、脱ハロゲン化水素処理により、二重結合をエチニレン結合とする〔1〕の高分子蛍光体の製造方法。〔3〕発光層として〔1〕記載の高分子蛍光体を含む有機エレクトロルミネッセンス素子。
請求項(抜粋):
有機溶媒に可溶な高分子であって、該高分子の数平均分子量が103 〜107 であり、該高分子は下記式(1)、式(2)及び式(3)で表される繰り返し単位から選ばれた少なくとも2つの繰り返し単位を含み、これらの繰り返し単位の和が該高分子の繰り返し単位の50モル%以上であることを特徴とする高分子蛍光体。【化1】-Ar1 -C≡C- (1)【化2】-Ar2 -C≡C- (2)【化3】 -Ar3 -(X1 )m -R1 -(X2 )n -Ar4 -C≡C- (3)(式中、Ar1 は、共役結合に関与する炭素原子の数が6個以上22個以下からなる芳香族化合物基又は共役結合に関与するヘテロ原子を含有する炭素数4個以上20個以下からなる5員環以上の複素環化合物基から選ばれ、これらの基の化学構造式においてAr1 と隣接する2つの基と結合したAr1 における2つの炭素原子の間で最短の経路に連続して存在する炭素原子及び窒素原子の個数の合計が偶数であるものを示す。Ar2 は、共役結合に関与する炭素原子数が6個以上22個以下からなる芳香族化合物基又は共役結合に関与するヘテロ原子を含有する炭素数4個以上20個以下からなる6員環以上の複素環化合物基から選ばれ、これらの基の化学構造式においてAr2 と隣接する2つの基と結合したAr2 における2つの炭素原子の間で最短の経路に連続して存在する炭素原子及び窒素原子の個数が1、3又は5のいずれかであるものを示す。Ar3 、Ar4 はそれぞれ独立に、共役結合に関与する炭素原子数が4個以上20個以下からなる芳香族基又は同じく複素環化合物基からなる群から選ばれた基である。R1 は炭素原子数1以上22以下の炭化水素基又は炭素原子数4以上22以下の複素環化合物基であり、X1 、X2 はそれぞれ独立に-O-、-S-、-COO-又は-OCO-を示し、m、nはそれぞれ独立に0又は1である。)
IPC (6件):
C09K 11/06 ,  C08G 61/02 NLF ,  C08G 61/12 NLJ ,  C08G 65/38 NQV ,  C08G 81/00 NUT ,  H05B 33/14
FI (6件):
C09K 11/06 Z ,  C08G 61/02 NLF ,  C08G 61/12 NLJ ,  C08G 65/38 NQV ,  C08G 81/00 NUT ,  H05B 33/14
引用特許:
審査官引用 (3件)

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