特許
J-GLOBAL ID:200903038174707580
電子記録債権を利用した口座間決済処理装置及び口座間決済の処理方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
土生 哲也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-279658
公開番号(公開出願番号):特開2009-110125
出願日: 2007年10月26日
公開日(公表日): 2009年05月21日
要約:
【課題】 売掛債権を口座間で決済する際に、電子記録債権にかかる決済明細データを利用することによって、債権者の預金口座への速やかな入金処理を可能にする口座間決済処理装置を提供する。【解決手段】 債務者の預金口座から引き落とした決済金額を債権者の預金口座へ振り込む場合に、電子記録債権の記録機関システム40から受け付けた決済明細データに基づく決済については、総振データ格納部76の振込予約情報にフラグを記録し、フラグのある振込については振込依頼人口座からの引落処理の確認前に総合振込処理部73が振込処理を実行するよう構成することによって、債権者の預金口座への速やかな入金処理が可能になる。電子記録債権として記録された決済明細データは信頼性が高く、かつ電子記録債権として登録する際に債務者の与信判断を事前に行うことが可能であるため、かかる決済明細データの活用が決済代金の迅速な入金処理に有効である。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
電子記録債権を利用した口座間決済処理装置であって、
振込を実行する振込日と、前記振込の振込金額と、前記振込金額を引き落とす振込依頼人の預金口座と、前記振込金額を入金する振込先の預金口座とに関する情報が少なくとも含まれる振込予約情報を記憶する振込予約情報記憶手段と、
前記振込日が到来すると、前記振込予約情報記憶手段に記憶された振込予約情報に基づいて、前記振込依頼人の預金口座からの前記振込金額の引落処理と、前記振込先の預金口座への前記振込金額の入金処理とを実行する振込処理手段と、
電子記録債権の記録機関システムから、電子記録債権の決済明細データを受け付ける決済明細受付手段と、
電子記録債権の債権者毎に電子記録債権の決済に用いる預金口座番号を記憶する口座番号記憶手段と、
前記決済明細データに指定された債権者の預金口座番号を前記口座番号記憶手段から読み出して、前記決済明細データに指定された支払期日から特定される決済日を振込日に、前記債権者の預金口座を振込先の預金口座に、前記決済明細データに基づく決済金額を振込金額に指定し、電子記録債権による振込予約であることを示すフラグを記録した振込予約情報を、前記振込予約情報記憶手段に登録する振込予約情報登録手段と、
を備えていて、
前記振込処理手段は、前記振込予約情報に前記フラグが記録されている場合には、振込日が到来すると引落処理が完了していなくても直ちに入金処理を実行し、前記振込予約情報に前記フラグが記録されていない場合には、引落処理が完了したことが確認された後に入金処理を実行すること
を特徴とする口座間決済処理装置。
IPC (1件):
FI (2件):
G06F17/60 234S
, G06F17/60 234C
引用特許:
引用文献:
審査官引用 (2件)
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「電子債権プログラム -次世代産業金融インフラの構築を目指して-」, 200603, [29-60ページ(第II章 2).]
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「電子債権構想 -IT社会における経済・金融インフラの構築を目指して-」, 20050413, [107-108ページ(第III章 8).]
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