特許
J-GLOBAL ID:200903038203640237

析出硬化形の銅合金の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 樺澤 襄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-311041
公開番号(公開出願番号):特開平9-176808
出願日: 1996年11月21日
公開日(公表日): 1997年07月08日
要約:
【要約】【課題】 機械的および物理的な性質を損なうことなく熱間圧延を省略して製造工程の減少による利点および製造原価の低減を図る析出硬化形の銅合金の製造方法を提供する。【解決手段】 各種原料を鉄1.5〜3.0重量%、リン0.01〜0.5重量%、亜鉛0.01〜0.5重量%、残りは銅と必至不純物との組成に適宜配合し溶解する。溶解した鎔湯を30mm以下の厚さに鋳造して鋳片を鋳造形成する。鋳片を冷間圧延する。冷間圧延後の鋳片を450°C以上540°C以下の温度で4〜12時間析出処理し、銅合金を形成する。薄い鋳片は十分な急冷効果を有し、鋳片内での析出物の生成および成長を抑制し、溶質元素を過飽和固溶する。鋳片の冷間圧延により析出のための駆動力が増大し、圧延組織が微細化し、析出処理段階で十分な析出効果を得る。
請求項(抜粋):
ニッケル(Ni)が0.05重量%以上3.0重量%以下、珪素(Si)が0.01重量%以上1.0重量%以下、リン(P)が0.01重量%以上0.16重量%以下、または、ニッケル(Ni)が0.05重量%以上3.0重量%以下、珪素(Si)が0.01重量%以上1.0重量%以下、リン(P)が0.01重量%以上0.16重量%以下、マグネシウム(Mg)が0.02重量%以上0.2重量%以下で、残りは銅(Cu)と不純物とを含有する組成の銅合金において、前記組成となる条件で溶解して30mm以下の厚さを有する鋳片を鋳造形成し、この鋳片を冷間圧延した後、450°C以上540°C以下の温度で4時間以上12時間以下析出処理することを特徴とした析出硬化形の銅合金の製造方法。
IPC (2件):
C22F 1/08 ,  C22C 9/06
FI (2件):
C22F 1/08 P ,  C22C 9/06
引用特許:
審査官引用 (7件)
  • 特公昭45-010623
  • 特開平2-122039
  • 特開平2-301535
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