特許
J-GLOBAL ID:200903038205827024

混合物の二元硬化による耐熱性の網目状重合組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 斉藤 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-229710
公開番号(公開出願番号):特開平6-184314
出願日: 1993年08月06日
公開日(公表日): 1994年07月05日
要約:
【要約】【目的】 副生成物がなく、基材ポリマー単体の熱分解開始温度より約100°C高くなる網目状高分子が得られる網目状重合性組成物を提供する。【構成】 本発明の網目状重合性組成物は、所定の照射温度Tuvで紫外線照射により基材ポリマーを形成する液状のモノマーまたはオリゴマーから選ばれる成分(a)と、加熱硬化温度TΔの加熱硬化により耐熱性ポリマーを形成するモノマーまたはオリゴマーから選ばれる成分(b)からなる。成分(b)の配合量は成分(a)に対して10〜100重量%であり、溶解温度Tsにおいて成分(b)は成分(a)中に溶解または分散している。さらに溶解温度Tsは照射温度Tuvと同じかまたはそれ以下であり、照射温度Tuvは加熱硬化温度TΔより50°C以上低い条件で硬化をおこなう。
請求項(抜粋):
光重合開始剤の存在下で、所定の照射温度Tuvでの紫外線照射により硬化し基材ポリマーを形成する液状のモノマーまたはプレポリマーの少なくとも1種を必須とする成分(a)と、所定の加熱硬化温度TΔで耐熱性ポリマーを形成するモノマーまたはプレポリマーの少なくとも1種を必須とする成分(b)とからなり、成分(a)に対して10〜100重量%の配合量である成分(b)が溶解温度Tsにおいて成分(a)中に溶解または分散し、溶解温度Tsは照射温度Tuvと同じまたはそれ以下、照射温度Tuvは加熱硬化温度TΔより少なくとも50°C低い条件において、成分(a)のみが硬化した場合のポリマーの熱分解温度開始に比べて、当該組成物の硬化物である網目状高分子の熱分解開始温度が100°C以上高くなり硬化時に副生成物がなく、二元硬化することを特徴とする網目状重合性組成物。

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