特許
J-GLOBAL ID:200903038207168451

最尤系列推定器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-011740
公開番号(公開出願番号):特開平7-221804
出願日: 1994年02月03日
公開日(公表日): 1995年08月18日
要約:
【要約】【目的】ディジタル移動通信等に使用する適応型最尤系列推定器であって、振幅等の伝搬歪の時間変動等を検出し、その値により、消費電力と性能との両面において、最適となる伝送路を推定、選択し、消費電力の低減を図る手段を提供する。【構成】伝搬歪検出回路1において、伝搬歪の時間変動および大きさを検出し、その出力に基づいて、最尤系列推定回路2で使用する伝搬路特性の推定値として、ステート毎伝搬路特性推定回路3aで推定したステート毎に異なる推定値および伝搬路特性推定回路3bで推定した推定値のいずれかを選択する。これにより、伝搬路特性が高速に変動する場合でも、その変動に追従可能な適応型最尤系列推定器を構成できる。
請求項(抜粋):
フェージングを含む伝搬歪の時間変動および伝搬歪の大きさの少なくとも一方を検出し、少なくとも一方が、予め各々に対して定められたしきい値より大きな場合に、大きい旨の信号を出力する伝搬歪検出手段と、変調信号の1種類の状態を表す、ステートを複数種類とりうる受信信号、および、受信信号が伝搬されてくる伝搬路の特性を表現する伝搬路特性情報にもとづいて、生き残り系列を推定し、生き残り系列のうちの1つを最尤系列とする最尤系列推定手段と、受信信号と各ステートに対する生き残り系列との差分から得られる誤差信号と、前記各ステートに対する生き残り系列に対応して生成された変調信号を入力信号とし、前記各ステートに対する生き残り系列に対応した伝搬路特性情報を推定出力するステート毎伝搬路特性推定手段と、受信信号に対して所定遅延時間を与えて信号を出力する遅延手段と、遅延手段の出力と、前記所定遅延時間だけ過去に送られてきた信号に基づいて前記最尤系列推定手段が推定する推定受信信号系列との差分を出力する減算器と、前記減算器の出力と、前記所定遅延時間だけ過去の信号系列に対応して生成された変調信号とを入力信号とし、前記所定遅延時間だけ過去の信号系列に対応した伝搬路特性情報を推定出力する伝搬路特性推定回路とを具備し、前記ステート毎伝送路特性推定手段の出力と前記伝搬路特性推定手段の出力とを選択的に切り替えて、前記最尤系列推定手段の入力とする切り替えスイッチとを備え、前記切り替えスイッチは、前記伝搬歪検出手段が、前記大きい旨の信号を出力した場合に、前記ステート毎伝送路特性推定手段の出力を選択することを特徴とする最尤系列推定器。
IPC (7件):
H04L 27/22 ,  H03H 17/00 ,  H03H 17/06 ,  H03M 13/12 ,  H04B 7/005 ,  H04L 25/03 ,  H04L 25/08

前のページに戻る