特許
J-GLOBAL ID:200903038210965222
サイドウォールゴムインサートを有するタイヤ
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
社本 一夫 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-079659
公開番号(公開出願番号):特開2000-289415
出願日: 2000年03月22日
公開日(公表日): 2000年10月17日
要約:
【要約】【課題】 高い剛性またはモジュラスを有し、しかも高い硬度を有するインサートを具えるサイドウォールを持つ、タイヤ操縦性の高いタイヤを提供する。【解決手段】 2つの離間配置されたビードコア、円周方向トレッド、該ビードコアから該トレッドまで延在するサイドウォール、該トレッドと該サイドウォールとを含むカーカス、および該サイドウォール領域中のカーカスプライの軸方向、内側に配置されているインサートから成るドーナツ形状の空気入りタイヤを、常法に従って整形および成形し、硬化させて製造する。ここで、該インサートは共役ジエンエラストマー、重量平均分子量450万〜800万の微粒子状超高分子量ポリエチレン、微粒子状デンプン/可塑剤複合材、カーボンブラック等の補強用充填材および該充填材用カップリング剤を含んで成り、高剛性、高モジュラスで、しかも高硬度を有する。得られるタイヤは高コーナリング安定性のような高高度の操縦性を有する。
請求項(抜粋):
2つの離間配置された比較的伸びないビードコア;接地するように設計された円周方向トレッド;該ビードコアから該トレッドまで延在するサイドウォール;および該トレッドと該サイドウォールとを含むカーカスを含んでなり、該カーカスがビードコアからビードコアまで延在している少なくとも1層のコード補強ゴム層からなるドーナツ形状の空気入りタイヤにして、ゴム組成物より成るインサートがタイヤサイドウォール領域中の該カーカスプライの少なくとも1層の軸方向、内側に配置されている該ドーナツ形状の空気入りタイヤにおいて、該インサートが、エラストマー(1種または複数種)100phrに基づいて、(A)炭素原子数が4〜6個である共役ジエン炭化水素の単独重合体および共重合体、並びに炭素原子数が4〜6個である共役炭化水素とスチレンとの共重合体から選ばれる少なくとも1種のエラストマー、(B)該インサートのゴム組成物中に分散されている、重量平均分子量が450万〜800万の範囲であり、そしてISO法No.306による融点が130〜150°Cの範囲にある微粒子状の超高分子量ポリエチレン5〜50phr、(C)該インサートのゴム組成物中に分散されている微粒子状のデンプン/可塑剤複合材5〜40phr、(D)カーボンブラック、沈降シリカ、アルミノシリケート、および表面にシラノール単位を有する変性カーボンブラックから選ばれる少なくとも1種の補強用充填材10〜50phr、(E)該シリカ、アミルシリケート、変性カーボンブラックおよびデンプン複合材のための、場合に応じてシリカ、アルミノシリケートおよび変性カーボンブラックの表面に含まれるシラノール単位並びに該デンプン複合材中に含まれるヒドロキシル単位と反応し得る部分と該エラストマー(1種または複数種)と相互作用し得るもう1つの部分を有するカップリング剤を含んで成るゴム組成物であり、該デンプンは15/85〜35/65、或いはまたは20/80〜30/70の比のアミロース単位とアミロペクチン単位からなり、ASTM No.D1228による軟化点が180〜220°Cの範囲にあり、該デンプン/可塑剤複合材は軟化点が110〜170°Cの範囲にあり、該可塑剤は軟化点が160°C未満である高分子可塑剤であり、前記軟化点はASTM No.D1228により測定されるものであり、該デンプン/可塑剤のための可塑剤がEVOH、酢酸セルロース、および該デンプン/可塑剤複合材を150°C未満の温度にし得る任意の高分子可塑剤の内の少なくとも1種から選ばれるものであることを特徴とする上記のドーナツ形状の空気入りタイヤ。
IPC (9件):
B60C 13/00
, B60C 1/00
, B60C 9/00
, B60C 9/08
, B60C 15/06
, B60C 17/00
, C08K 3/04
, C08K 3/36
, C08L 9/00
FI (11件):
B60C 13/00 E
, B60C 1/00 Z
, B60C 9/00 B
, B60C 9/00 C
, B60C 9/00 D
, B60C 9/08 K
, B60C 15/06 B
, B60C 17/00 B
, C08K 3/04
, C08K 3/36
, C08L 9/00
引用特許: