特許
J-GLOBAL ID:200903038255360623

車両用パワーシート装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 加藤 壯祐 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-343073
公開番号(公開出願番号):特開平7-164932
出願日: 1993年12月14日
公開日(公表日): 1995年06月27日
要約:
【要約】【目的】一対の小型モータを有効に活用して、コンパクトな構成、過不足なき推力及び無駄な電力消費の防止を確保しつつパワーシートの移動速度範囲を拡大し、乗員の好みに応じた速度にてパワーシートを適正に移動させる。【構成】小型直流モータ62がギアボックス61を介しアッパーレール50の右側側壁前部に装着されている。小型直流モータ65がギアボックス64を介しロアレール40の右側側壁前部に装着されている。スクリュー軸63が、ギアボックス61のウォームホィールから同軸的に延出してギアボックス64のウォームホィールに相対移動可能に同軸的に螺合している。操作機構70の操作に伴い駆動回路Eにより両直流モータ62、65が共に或いは選択的に駆動されて両ギアボックス61、64の少なくとも一方を介しスクリュー軸63を移動させてパワーシート10の移動を高低2段の切り換え速度にて行う。
請求項(抜粋):
車両の床面上に互いに間隔をおいて並行に配設されて、ロアレールとこのロアレール上にその長手方向に沿い移動可能に組み付けたアッパレールとをそれぞれ備えてなる一対のシートレールと、前記各アッパーレール上に装着されたパワーシートと、このパワーシートを一方向又は他方向に移動するとき操作されて一方向操作状態又は他方向操作状態になる操作手段と、この操作手段の前記一方向操作状態又は他方向操作状態に基づき前記パワーシートを前記一方向又は他方向へ駆動する駆動手段とを備えたパワーシート装置において、前記操作手段の一方向操作状態が、前記パワーシートを高速モード及び低速モードにて前記一方向へ駆動するときの各第1の高速モード操作状態及び低速モード操作状態とからなり、一方、前記操作手段の他方向操作状態が、前記パワーシートを高速モード及び低速モードにて前記他方向へ駆動するときの各第2の高速モード操作状態及び低速モード操作状態とからなり、また、前記駆動手段が、前記パワーシートの駆動方向に沿う減速機出力側ギア回転軸を有し、前記両ロアレールの一方の外壁に固着された固定側減速機付小型モータと、前記減速機出力側ギア回転軸に同軸的に対向する減速機出力側ギア回転軸を有し、前記一方のロアレールに対応する前記一方のアッパーレールの外壁に固着された走行側減速機付小型モータと、前記両減速機付小型モータの各減速機出力側ギア回転軸の一方から同軸的に一体的に延出されて他方の減速機出力側ギア回転軸内に相対移動可能に螺合するスクリュー軸とを備え、前記操作手段の第1又は第2の低速モード操作状態にて前記両減速機付小型モータの一方を、前記パワーシートを前記一方向又は他方向へ移動させるように駆動し、また、前記操作手段の第1又は第2の高速モード操作状態にて前記両減速機付小型モータを、前記スクリュー軸のリードを見かけ上増大させるようにかつ前記パワーシートを前記一方向又は他方向へ移動させるように駆動することを特徴とするパワーシート装置。

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