特許
J-GLOBAL ID:200903038263691639

転がり軸受用密封装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 欽造 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-279218
公開番号(公開出願番号):特開平8-135667
出願日: 1994年11月14日
公開日(公表日): 1996年05月31日
要約:
【要約】【目的】 シールド板19の装着に伴って外輪1が弾性変形し、この外輪1の真円度が悪化するのを防止する。【構成】 外周縁に複数の切り欠き25を形成した円輪状の金属板の外周縁部で隣り合う切り欠き25同士の間部分を折り返し、複数の折り返し部20を形成する。そして、この折り返し部20を弾性変形させて係止凹溝16に係止する。複数の折り返し部20のうちの一部の折り返し部のみが係止凹溝16の内側で突っ張り、残りの折り返し部20は突っ張らない。突っ張る折り返し部20が少ない為、外輪1に加わる力を低減し、この外輪1の真円度悪化を防止する。
請求項(抜粋):
内周面中間部に外輪軌道を有する外輪と、外周面中間部に内輪軌道を有する内輪と、上記外輪軌道と内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数の転動体とから成る転がり軸受に組み込まれ、上記外輪軌道と内輪軌道との間で上記複数の転動体を設けた部分を外部から隔てる転がり軸受用密封装置であって、上記外輪の内周面端部にこの内周面の全周に亙って形成された係止凹溝と、その外周縁をこの係止凹溝に係止し、その内周縁を上記内輪の外周面端部に近接させたシールド板とを備え、上記係止凹溝は、上記外輪軌道側を比較的大きな段差を有する段部で、上記外輪の開口端部側を比較的小さな段差を有する突条部で、それぞれ仕切られたものであり、上記シールド板は、円輪状で外周縁部に複数の切り欠きを形成した金属板の外周縁部で円周方向に隣り合う切り欠き同士の間を、それぞれ表裏同方向に折り返す事により、弾性変形自在な複数の折り返し部を形成したものであり、上記シールド板の表裏方向に亙るこれら複数の折り返し部の高さ寸法は、円周方向一部のみが残部に比べて大きく、上記シールド板の外周縁部を上記係止凹溝に、上記折り返し部を上記段部に当接させる状態で係止した状態で、上記折り返し部の円周方向一部のみが上記段部と段差との間で十分に突っ張り、上記残部はこれら段部と段差との間で十分には突っ張らないものである転がり軸受用密封装置。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭61-052417
  • 特開昭61-052417

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