特許
J-GLOBAL ID:200903038281349379

相互に異なる基でシクロペンタジエンを置換する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松井 光夫
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-539770
公開番号(公開出願番号):特表2000-509709
出願日: 1997年04月23日
公開日(公表日): 2000年08月02日
要約:
【要約】直鎖状、分岐状、環状、アラルキル及びアルケニルからなる群より選ばれる少なくとも2つの異なる基が存在する多置換されたシクロペンタジエン化合物、及び直鎖状、分岐状、環状、芳香族アルキル及びアルケニルからなる群より選ばれる少なくとも2つの異なる基で置換されたシクロペンタジエン化合物を調製する方法であって、第1の置換する基のハロゲン化物を、シクロペンタジエン化合物と塩基の水性溶液との混合物中で、相間移動触媒の存在下で反応させ、ここで、シクロペンタジエン化合物に対する塩基の量が5〜30モル/モルであり、次いで第2の又は任意的に第3の置換する基のハロゲン化物を反応混合物に加えることを含むことを特徴とする方法。
請求項(抜粋):
1.少なくとも2つの異なる基で置換されたシクロペンタジエン化合物を調製する方法において、第1の置換する化合物のハロゲン化物を、シクロペンタジエン化合物と塩基の水性溶液との混合物中で、相間移動触媒の存在下で反応させ、ここで反応の間、シクロペンタジエン化合物に対する塩基の量が常に5〜30モル/モルであり、次いで第2の置換する化合物の又は任意的に追加の置換する化合物のハロゲン化物を反応混合物に加えることを含むことを特徴とする方法。2.第2の置換する化合物の又は任意的に追加の置換する化合物のハロゲン化物を添加する前又は添加するのと同時に新鮮な水性溶液が使用される請求の範囲第1項記載の方法。3.シクロペンタジエン化合物に対する塩基の量が、7〜15モル/モルである請求の範囲第1項記載の方法。4.ハロゲン化物が、置換する基の所望される置換多重度に対応する、モルで表される量で存在する請求の範囲第1項又は第2項記載の方法。5.塩基がアルカリ金属水酸化物である請求の範囲第1項〜第4項のいずれか1項に記載の方法。6.塩基がNaOHである請求の範囲第1項〜第5項のいずれか1項に記載の方法。7.複数の異なる基が、直鎖状、分岐状、環状および芳香族のアルキル、アラルキル並びにアルケニルからなる群より選ばれる請求の範囲第1項記載の方法。8.少なくとも1つの置換基が式-RDR’nであり、ここでRはシクロペンタジエンとDR’n基とを結合する基であり、Dは元素周期律表の第15族又は第16族から選ばれるヘテロ原子であり、R'は置換基であり、且つnはDに結合するR'基の数であり、及び、直鎖状、分岐状及び環状アルキル、アラルキル並びにアルケニルからなる群より選ばれる少なくとも2つの異なる置換基が存在する、三置換又は多置換されたシクロペンタジエン化合物。9.請求の範囲第1〜7項のいずれか1項に記載の方法に従って得られるシクロペンタジエン化合物又は請求の範囲第8項に従うシクロペンタジエン化合物を配位子として含む金属錯体。10.最高原子価状態に無い金属を含む請求の範囲第9項記載の金属錯体。11.請求の範囲第9項又は第10項記載の金属錯体をオレフィンの重合における触媒成分として使用する方法。
IPC (7件):
C07F 17/00 ,  C07C 5/27 ,  C07C 13/15 ,  C07C209/68 ,  C07C211/25 ,  C08F 4/64 ,  C08F 10/00
FI (7件):
C07F 17/00 ,  C07C 5/27 ,  C07C 13/15 ,  C07C209/68 ,  C07C211/25 ,  C08F 4/64 ,  C08F 10/00

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