特許
J-GLOBAL ID:200903038309398940

情報処理システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 須山 佐一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-077688
公開番号(公開出願番号):特開平8-272748
出願日: 1995年04月03日
公開日(公表日): 1996年10月18日
要約:
【要約】【目的】 アクセス権獲得のための全体的な通信負荷を最小限に抑える。【構成】 本発明は複数ノードをバスを介して共有メモリと接続し、かつ複数ノード中の単一ノードに、共有メモリのアクセスの競合を避けるべくアクセス管理を行う管理ノードの権限を与えてなる情報処理システムにおいて、過去に発生したアクセス権要求元ノードの番号が最新のものから所定数番目に新しいものまで記憶されるアクセス頻度管理テーブル51と、このテーブル51の内容からノード毎のアクセス頻度をまとめた結果を登録するアクセス頻度統計テーブル52とを設け、現在の管理ノードのアクセス頻度が管理ノードとしての権限を保持し得る許容値未満になるとアクセス頻度が最大のノードに管理ノードの権限を委譲する。このようにアクセス頻度が最大のノードに管理ノードの権限を動的に与えることによって、アクセス権獲得のため通信負荷を最小限に抑えることができる。
請求項(抜粋):
情報処理を行う複数のノードおよび前記各ノードが共有する情報が格納された共有メモリが互いに伝送路を介して接続されてなり、前記各ノードの中の一つのノードは管理ノードとして存在し、この管理ノードはあるノードからのアクセス権の要求に対し、複数ノードによるアクセスの競合を避けるように前記要求元ノードにアクセス権の許否を通知する情報処理システムにおいて、前記管理ノードは、過去に発生したアクセス権の要求元ノードを、最新のものから所定数番目に新しいものまで逐次更新を繰り返しながら記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された内容を基に前記ノード毎のアクセス頻度を求める要求頻度算出手段と、この要求頻度算出手段によって求められた前記ノード毎のアクセス頻度に基づき、自ノードの前記管理ノードとしての適性を選択し、自ノードが前記管理ノードとして不適であると判断した場合は、前記ノード毎のアクセス頻度に基づき、他のノードの中から前記管理ノードとして最適なノードを判断し、このノードに前記管理ノードとしての権限を委譲する管理権限委譲手段とを具備することを特徴とする情報処理システム。

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