特許
J-GLOBAL ID:200903038324813546

NMRシグナル帰属方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人特許事務所サイクス
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2005001872
公開番号(公開出願番号):WO2005-073747
出願日: 2005年02月02日
公開日(公表日): 2005年08月11日
要約:
本発明の目的は、感度の良い1H-15N HSQC測定方法で観測可能な蛋白質最低濃度の、数倍から10倍以上の蛋白質濃度が必要であった従来のシグナル帰属方法に代わり、1H-15N HSQC等で得られたシグナルを高効率かつ迅速に帰属する方法の提供、該方法を用いた高効率または迅速な標的蛋白質の立体構造特定方法あるいは目的蛋白質とリガンドとの結合部位を特定する方法を提供することである。本発明においては、目的タンパク質を、構成するアミノ酸ごとに15N/13C二重標識化アミノ酸と15N標識化アミノ酸等、および標識化されていないアミノ酸を系統的に組み合わせて基質に用いて複数の蛋白質を合成し、(最大20種類あるいは39種類)これを隣接する2つのアミノ酸残基の相関シグナルを同定し得る測定方法でNMR測定を行って、得られたシグナルを比較する。
請求項(抜粋):
蛋白質のNMR測定により得られたシグナルの帰属方法であって、 (i)蛋白質のアミノ酸配列上で、同定しようとするアミノ酸に隣接するどちらか一方のアミノ酸の2位および/又は1位の炭素原子と2位の窒素原子が、それぞれNMRで測定可能なように二重標識され、さらに少なくとも同定しようとするアミノ酸の2位の窒素原子、炭素原子、水素原子のいずれかがNMRで測定可能なように標識された蛋白質を調製し、 (ii)該蛋白質について、二重標識されたアミノ酸に隣接する同定しようとするアミノ酸残基のアミドプロトンと標識された原子との相関シグナルのみを同定可能なNMR測定を行い、 (iii)該シグナルを、同定しようとするアミノ酸の2位の窒素原子、炭素原子、水素原子のいずれかが標識された蛋白質をNMR測定することにより得られた、同定しようとするアミノ酸残基のアミドプロトンと標識された原子との相関シグナルと比較して、同定しようとするアミノ酸のシグナルの帰属を決定することを特徴とする方法。
IPC (2件):
G01R 33/465 ,  G01R 33/32
FI (3件):
G01N24/08 510Q ,  G01N24/02 530M ,  G01N24/02 530K

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