特許
J-GLOBAL ID:200903038342002873

車両の安定化装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-049373
公開番号(公開出願番号):特開平6-040204
出願日: 1993年03月10日
公開日(公表日): 1994年02月15日
要約:
【要約】【目的】 車輌の揺れ止め用の安定化装置を提供する。【構成】 車輌用の安定化装置は、車輌を傾斜させる変形可能の平行四辺形機構の垂直ロッド8a、8bに懸架システムによって夫々連接された車輪3a、3bにより、地面をを走行する一次部分Iと、一次部分から吊り下げられた二次部分IIからなる。二次部分は少なくとも運転者の座席を含み、横断部片15に堅固に固定される。横断部片は遊転ローラ24a、25a、24b、25bを取付けられた摺動素子18a、18bを担持する。摺動素子は変形可能の平行四辺形機構の少なくとも1つの直立部材8a、8bと共に横断部片15をしっかり鎖錠して、車輌が倒れるのを防止する。
請求項(抜粋):
公称車両中間平面で心決めされて地面に休止する第1部分であり、前部及び後部に配置した少なくとも2個の車軸組立体を具え、一方の車軸組立体に2個の互いに離して配置したホイールを設け、他方の車軸に少なくとも1個の第3ホイールを設けた第1部分と、ドライバシートのみにより構成した第2部分であり、重力と遠心力の相乗効果の下に、地面、並びに前記第1部分及びこの第2部分の中間平面に平行な懸架軸線の周りに回転することにより前記第1部分に対して傾斜することができる第2部分と、前記2個のホイールを支持する車軸組立体に関連させ、前記第1部分及び前記2個のホイールが地面に対して傾斜できるよう構成するため、前記中間平面に対して平行な2個の垂直サイドバーを設け、前記バーの端部を2個の平行なイコライザにヒンジ連結し、この2個のイコライザを、前記中間平面において互いに上下にまた地面に平行に配置して前記第1部分に設けた2個の車軸の周りに回動自在にし、2個のホイールの車軸をそれぞれ前記中間平面に垂直な前記垂直サイドバーに取り付けた変形可能な平行四辺形装置とを具え、それぞれの中間平面がほぼ一致するときはいつでも前記第2部分が前記第1部分に対して自由に傾斜できるようにし、前記第2部分の中間平面が、遊びをもって、前記第1部分の中間平面から車両が落下しようとする方向に離れて行くときはいつでも前記第2部分を角度ロック装置を介して前記第1部分に圧着する構成とし、前記ロック装置には、前記第2部分に角度をなしてロックされるクロスピースを設け、このクロスピースの2個の端部をそれぞれ、前記平行四辺形装置の2個の垂直サイドバーに摺動自在に取り付けた2個のキャリッジに圧着させ、前記クロスピースは、キャリッジの少なくとも一方を対応の垂直サイドバーにロックし、前記第1部分に対して前記第2部分を角度を付けてロックするよう選択的に命令し、前記クロスピースを2個のロッド装置により前記第1部分から懸垂し、各ロッドの下方端部をクロスピースにヒンジ連結し、各ロッドの上端を前記第1部分にヒンジ連結し、前記クロスピースにおける下方関節連結ポイントを第2部分の中間平面の各側方に対称的に互いに離して配置し、前記クロスピースにおける上方関節連結ポイントは前記第1部分の前記中間平面の各側方に対称的に離して配置し、前記ロッドは、その時点での回転中心かつクロスピースの仮想懸垂軸線をなすポイントに上方に集中するように指向させ、クロスピースの各端部を摺動リンクによって対応のキャリッジに対して角度を付けてロックし、この摺動リンクによりキャリッジに対する向きを維持してクロスピースを長手方向に摺動させるようにし、また各キャリッジを、対応の前記垂直サイドバーの長さに沿って前記第1部分の中間平面から離れる方向にロッドの合致ポイントに対応する摺動方向の摺動をロックする手段に装着し、前記摺動は、前記ポイントの前記中間平面に向かう方向とは反対方向への移動を禁止した状態に維持する構成とすることを特徴とする傾斜可能車両の安定化装置。
IPC (3件):
B60B 37/00 ,  B60G 9/02 ,  B62D 61/00
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平4-067942

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