特許
J-GLOBAL ID:200903038356936860

位相検波器及びこれに用いる位相検波方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木村 高久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-113162
公開番号(公開出願番号):特開平6-077737
出願日: 1993年05月14日
公開日(公表日): 1994年03月18日
要約:
【要約】【目的】 除算回路を用いずにFM信号の振幅変動成分を除去でき、FM受信機の受信精度向上及び小型化,低消費電力化に有用な位相検波器を提供する。【構成】 FM信号を直交復調して生じる第1の複素ベースバンド信号をある時間間隔τでサンプリングした信号を基に、第2の複素ベースバンド信号生成回路13で、時間τの間の位相変化Δψnの余弦(R2 /4)cosΔψnと正弦(R2 /4)sinΔψnから成る第2の複素ベースバンド信号を生成する。この第2の複素ベースバンド信号を位相回転回路14により回転角θがθ=Δψとなるまで回転させ、更にその回転角θを回転角度情報生成回路18からの角度情報を基に知ることにより、位相・回転角同値化回路15が時間τの間の位相変化ΔψからΔψ/τ≒{ψ(t)}′=m(t)を検波して出力する。
請求項(抜粋):
FM信号をその中心周波数に等しい周波数の直交ローカル信号により直交復調するとともに、該復調された第1の複素ベースバンド信号により原変調信号を検波するFM受信機に用いる位相検波器において、前記第1の複素ベースバンド信号のある時間間隔τにおける位相変化量の余弦と正弦とを成分とした第2の複素ベースバンド信号を生成させる第2の複素ベースバンド信号生成手段と、前記第2の複素ベースバンド信号を位相回転させる位相回転手段と、前記位相回転させる角度の情報を生成する回転角度情報生成手段と、前記回転させた第2の複素ベースバンド信号の回転角を前記第1の複素ベースバンド信号の時間τにおける位相変化と等しくするための位相・回転角同値化手段とを有し、該位相・回転角同値化手段により同値化した回転角を表す回転角度情報生成手段の出力を検波出力とすることを特徴とする位相検波器。
IPC (2件):
H03D 3/06 ,  H03D 3/00

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