特許
J-GLOBAL ID:200903038379420470

アンチロック型液圧ブレーキ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 神戸 典和 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-098923
公開番号(公開出願番号):特開平6-286596
出願日: 1993年03月31日
公開日(公表日): 1994年10月11日
要約:
【要約】【目的】 アンチロック型液圧ブレーキ装置において車両速度を正確に推定可能とする。【構成】 車輪速度基準値作成手段132が作成した車輪速度基準値Vsnと車輪速度・車輪速度変化量演算手段120が演算した車輪速度Vwとに基づいて車輪速度偏差作成手段122が車輪速度偏差Hensaを作成する。この偏差に基づいて増減圧時期決定手段136が増減圧の時期を決定し、それに従ってABSアクチュエータ78がブレーキ圧を増減させる。左右後輪RL,RRについてはセレクトロー制御が行われるが、車輪速度Vwが大きい方の後輪の減圧は小さい方の後輪の減圧よりやや長く行われ、ブレーキ圧が意図的に低くされる。その結果、車輪速度Vwが大きい方の後輪の車輪速度が一層車両速度に近いものとなり、車両速度が正確に推定できることになって、アンチロック制御の精度が向上する。
請求項(抜粋):
車両の左右前輪および左右後輪の各々の回転速度である車輪速度を検出する車輪速度検出手段と、ブレーキ圧により作動し、前記車輪の各々の回転を抑制するブレーキと、前記車輪速度検出手段の検出結果に基づいて前記ブレーキのブレーキ圧を制御することにより各車輪のスリップ率が過大になることを防止するアンチロック制御手段とを含むアンチロック型液圧ブレーキ装置において、前記アンチロック制御手段に前記左右後輪のうち車輪速度の大きいもののブレーキ圧を小さいもののブレーキ圧より低くするブレーキ圧差付与手段を設けたことを特徴とするアンチロック型液圧ブレーキ装置。

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