特許
J-GLOBAL ID:200903038383315312
勾配によるリポソームへの薬物充填方法
発明者:
,
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (3件):
山本 秀策
, 安村 高明
, 森下 夏樹
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-555805
公開番号(公開出願番号):特表2006-509769
出願日: 2003年11月26日
公開日(公表日): 2006年03月23日
要約:
高い薬物:脂質比を好ましく有し、リポソーム中の薬物(例えば抗腫瘍薬)をカプセル化するための方法を提供する。リポソームは、膜内外pH勾配を使用した能動的な機序によって薬物を導入するプロセスにより作成することができる。この技術を使用すると、取込み効率は100%近くに達する。使用された薬物:脂質比は、旧来のリポソーム製剤における比率よりも高く、リポソームからの薬物の放出率が低減されている。導入後は、残留する酸は、低温で浸透性のある塩基である失活剤で失活される。このため残留する酸性度は減少し、(例えば加水分解に対する)化学的安定性が向上する。これにより投与に先立つ、リポソームおよび薬物の両者の安定性が維持される。しかしながら、このリポソームがインビボで投与される場合、失活剤が速やかにリポソームから遊離されるので、pH勾配が現れる。
請求項(抜粋):
内部がより低く/外部がより高いpH勾配を有する勾配充填されたリポソームを形成する方法であって、該方法は、以下:
(a)製剤のプロトン化形態が電荷を帯び、リポソームの膜を透過し得ず、そして該製剤の非プロトン化形態が電荷を帯びず、該リポソームの膜を透過し得る温度で、約60mMまでの酸水溶液中でリポソーム溶液を製剤と接触させる工程;
(b)前記製剤の非プロトン化形態が該リポソームの膜を透過し得ない温度まで、該溶液を冷却する工程;
(c)内部リポソームのpHを上昇させるのに有効な量で、溶液を弱塩基と接触させて、内部がより低く/外部がより高いpH勾配を有する勾配充填されたリポソームを提供する工程、
を包含する、方法。
IPC (8件):
A61K 9/127
, A61K 31/136
, A61K 31/437
, A61K 31/513
, A61K 31/661
, A61K 47/24
, A61K 47/28
, A61P 35/00
FI (8件):
A61K9/127
, A61K31/136
, A61K31/4375
, A61K31/513
, A61K31/661
, A61K47/24
, A61K47/28
, A61P35/00
Fターム (29件):
4C076AA19
, 4C076BB11
, 4C076CC27
, 4C076DD63
, 4C076DD67
, 4C076DD70
, 4C086AA01
, 4C086AA02
, 4C086BC43
, 4C086CB09
, 4C086DA35
, 4C086MA02
, 4C086MA03
, 4C086MA05
, 4C086MA24
, 4C086NA06
, 4C086NA07
, 4C086ZB26
, 4C206AA01
, 4C206AA02
, 4C206FA31
, 4C206KA05
, 4C206MA02
, 4C206MA03
, 4C206MA05
, 4C206MA44
, 4C206NA06
, 4C206NA07
, 4C206ZB26
引用特許:
前のページに戻る