特許
J-GLOBAL ID:200903038396497584

位相同期ループ回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-295755
公開番号(公開出願番号):特開平6-152403
出願日: 1992年11月05日
公開日(公表日): 1994年05月31日
要約:
【要約】【目的】周波数比較回路を有するPLL回路のPLL起動特性を改善し、PLLの収束性の向上、高速追従性、収束動作の安全性を図る。【構成】周波数比較回路11を有するPLL回路において、クロック信号入力を分周した信号または外部同期信号入力を位相比較タイミングとして内部位相基準信号との位相を比較し、位相差に応じた電圧レベルを有する位相誤差信号を出力する位相比較回路14と、位相誤差信号出力の電圧レベルに応じて周波数が制御された内部クロック信号を発生し、定常状態ではクロック信号入力に同期した内部クロック信号を発生する電圧制御発振回路18とを具備し、周波数同期ループから周波数ロック信号が発生することにより、位相誤差信号出力を零にプリセットし、位相基準位相を所定の初期値にプリセットすることを特徴とする。
請求項(抜粋):
クロック信号入力の周波数と内部クロック信号の周波数とを比較し、クロック信号入力に対して内部クロック信号の周波数がほぼ一致しているか所定値以上離れているかの判別を行い、ほぼ一致している場合に周波数ロック信号を出力し、所定値以上離れている場合には周波数誤差信号を出力する周波数比較回路と、内部位相基準信号を発生するための位相基準生成回路と、前記クロック信号入力をN分周する分周回路と、この分周回路の出力信号を位相比較タイミングとして上記分周回路の出力信号と位相基準生成回路の内部位相基準信号との位相を比較し、両信号の位相差に応じた電圧レベルを有する位相誤差信号を出力する位相比較回路と、この位相比較回路の位相誤差信号出力と前記周波数比較回路の周波数誤差信号出力とを加算する加算回路と、この加算回路の出力信号を直流化する低域通過濾波器と、この低域通過濾波器の出力信号の電圧レベルに応じて周波数が制御された内部クロック信号を発生して前記周波数比較回路に供給し、定常状態では前記クロック信号入力に同期した内部クロック信号を発生する電圧制御発振回路とを具備する位相同期ループ回路において、前記周波数ロック信号を前記位相比較回路、分周回路および位相基準生成回路に供給することにより、上記位相比較回路の位相誤差信号出力を零にプリセットし、上記分周回路の内容および位相基準生成回路の出力位相を互いに関連する所定の初期値にそれぞれプリセットすることを特徴とする位相同期ループ回路。

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