特許
J-GLOBAL ID:200903038405545562

清浄鋼の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小杉 佳男 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-078930
公開番号(公開出願番号):特開平8-277416
出願日: 1995年04月04日
公開日(公表日): 1996年10月22日
要約:
【要約】【目的】溶鋼中の介在物の量を安定して低減し高清浄度の鋼を製造できる清浄鋼の製造方法を提供する。【構成】転炉出鋼後の180〜200tの溶鋼に、2.5〜3.0tの量のフラックスを添加する。このフラックスの組成は、CaOを70wt%含み、CaF2 を30wt%含むもの、CaOを80wt%含み、CaF2 を20wt%含むもの、CaOを70wt%含み、CaF2 を15wt%含み、Al2 O3 を15wt%含むものの3種類である。上記のフラックスを添加しスラグを生成させるための溶鋼の撹拌は、Arガスを鋼中に3〜3.5Nm3 /min流すことにより5〜8分間行う。溶鋼を撹拌する際の雰囲気中のO2 濃度は0.1〜0.3wt%である。溶鋼に浸漬された浸漬管のうち大気に露出した部分の周囲にArガスを1〜2Nm3 /min流してこの上部を大気から遮断する。
請求項(抜粋):
溶鋼に脱ガス処理を施し介在物を除去して清浄鋼を製造する清浄鋼の製造方法において、CaOを主成分としてCaF2 及びAl2 O3 のうちの1つ又は両方を10〜40wt%含むフラックスを、生成されるスラグ中のSiO2 濃度が10wt%以下になるように、溶鋼に添加する工程と、前記フラックスが添加されてスラグが生成した溶鋼を、O2 濃度が0.3wt%以下の雰囲気中で不活性ガスで撹拌する工程と、該不活性ガスで撹拌された前記溶鋼に、該溶鋼に浸漬された浸漬管のうち大気中に露出した部分を不活性ガスにより大気から遮断した状態で真空循環脱ガス処理を施す工程とを含むことを特徴とする清浄鋼の製造方法。
IPC (2件):
C21C 7/10 ,  C21C 7/076
FI (2件):
C21C 7/10 F ,  C21C 7/076 A

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