特許
J-GLOBAL ID:200903038416582257

サーボプレスの成形条件設定装置及びその設定方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-211196
公開番号(公開出願番号):特開平11-033798
出願日: 1997年07月23日
公開日(公表日): 1999年02月09日
要約:
【要約】【課題】 短時間で適切な成形条件を設定できると共に、成形が困難な製品に対しても成形条件を容易に設定できるサーボプレスの成形条件設定装置及びその設定方法を提供する。【解決手段】 成形時に加圧力の時間変化として演算される実圧力減少率が、予め求められているワークに固有の破断時の基準圧力減少率以上になった時に、ワークに破断が発生したと判断される。この破断が生じた時には、この破断時のスライド13の位置及び成形速度を検出し、この位置及び成形速度データに基づいて、この速度よりも低速の成形速度と、この低速の速度に切替える位置として破断位置より所定距離手前の速度切替え位置とを新たな成形条件として設定する。このようにして、初回目の加工で破断を生じると新たな成形条件を追加して2回目の加工を行ない、そして、この破断が発生しなくなるまで加工を繰り返えし、成形条件を漸次設定する。
請求項(抜粋):
電動サーボモータ(19)によって上下方向に直線駆動されてワークを成形加工するスライド(13)と、スライド(13)の位置を検出するスライド位置検出手段(16)と、設定されたスライド(13)の作動速度及びその速度切替え位置等の成形条件を記憶する成形条件記憶手段(26)と、この成形条件記憶手段(26)に記憶された前記成形条件と、スライド位置検出手段(16)により検出された位置データとに基づいて、電動サーボモータ(19)の速度指令値を演算するサーボモータ指令演算手段(27)とを備え、この速度指令値に基づいて電動サーボモータ(19)を制御してワークを成形するサーボプレスの成形条件設定装置において、前記スライド(13)の加圧力を検出する加圧力検出手段(19a) と、この加圧力検出手段(19a) により検出した信号に基づいてスライド(13)の加圧力を演算する加圧力演算手段(21)と、この加圧力演算手段(21)によって演算された加圧力の時間変化を実圧力減少率として演算する圧力減少率演算手段(22)と、予めワークに固有の破断時の基準圧力減少率を記憶し、この基準圧力減少率とワーク成形時に圧力減少率演算手段(22)によって演算された実圧力減少率とを比較してワークの破断の有無を判断すると共に、破断時に、スライド位置検出手段(16)により検出された破断位置データと、前記サーボモータ指令演算手段(27)が演算した速度指令値とを読込む破断判定手段(23)と、破断判定手段(23)により読込まれた破断位置データ及び速度指令値をフィードバックする位置・速度フィードバック手段(24)と、このフィードバックされた破断位置データ及び速度指令値に基づいて、破断位置の成形速度を前記破断時の速度指令値より低速に設定すると共に、この低速への速度切替え位置を前記破断位置より所定距離手前の位置に新たに設定し、この新たに設定した成形速度及び速度切替え位置データを前記成形条件記憶手段(26)に記憶し、破断が無くなるまで加工が繰り返されることにより成形条件を漸次設定するスライド位置・速度設定手段(25)とを備えたことを特徴とするサーボプレスの成形条件設定装置。
IPC (3件):
B30B 15/14 ,  B30B 1/18 ,  B30B 15/26
FI (3件):
B30B 15/14 H ,  B30B 1/18 ,  B30B 15/26

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