特許
J-GLOBAL ID:200903038430335041

耐CO2腐食性、耐サワー特性および低温靭性に優れたラインパイプ用鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-073493
公開番号(公開出願番号):特開平7-278659
出願日: 1994年04月12日
公開日(公表日): 1995年10月24日
要約:
【要約】【目的】 CO2,H2Sを含んだ石油、天然ガスに用いる耐CO2腐食性、耐サワー特性に優れたラインパイプ用高張力鋼板の製造方法を提供する。【構成】 重量%でC:0.01〜0.07%、Cr:0.5〜1.2%,Nb-Tiを含有する鋼を鋳造後、1100〜1250°Cの温度に加熱し、抽出後圧延を開始して表面温度が900°C以上で圧延を一旦中断し、引続き5〜40°C/sの冷却速度で表面温度が700°C以下になるまで水冷した後、表面温度がAc3以下、板厚中心部温度が950°C以下になるまで放冷し、しかる後に累積圧下率が60%以上でかつ平均1パス当りの圧延真歪が0.2以下となる圧下を加え、板厚平均温度がAr3以上で圧延を終了し、直ちに5〜40°C/sの冷却速度で板厚平均温度が350〜500°Cとなるまで冷却し、その後空冷することを特徴とする低温靭性、耐サワー性および耐CO2腐食性に優れた鋼板の製造方法。
請求項(抜粋):
重量%で、C:0.01〜0.07%、Si:0.5%以下、Mn:0.7〜1.5%、P:0.015%以下、S:0.001%以下、Nb:0.01〜0.06%、Cr:0.5〜1.2%、Ti:0.005〜0.03%、Al:0.05%以下、Ca:0.001〜0.005%、N:0.001〜0.005%、O:0.001〜0.005%を含有し、残部Feおよび不可避不純物からなる鋼を、鋳造後、冷片にすることなく或は、冷片を1100〜1250°Cの温度に加熱し、抽出後、圧延を開始して表面温度が900°C以上で圧延を一旦中断し、引続き5〜40°C/sの冷却速度で表面温度が700°C以下になるまで水冷した後、表面温度がAc3以下、板厚中心部温度が950°C以下になるまで放冷し、その後累積圧下率が60%以上で、かつ平均1パス当りの圧延真歪が0.2以下となる圧下を加え、板厚平均温度がAr3以上で圧延を終了し、直ちに5〜40°C/sの冷却速度で板厚平均温度が350〜500°Cとなるまで冷却し、その後空冷する、ことを特徴とする耐CO2腐食性、耐サワー性および低温靭性に優れた鋼板の製造方法。
IPC (4件):
C21D 8/02 ,  C21D 6/00 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/28

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