特許
J-GLOBAL ID:200903038444491380

絶対値エンコーダ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高野 昌俊
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-215266
公開番号(公開出願番号):特開平8-061985
出願日: 1994年08月18日
公開日(公表日): 1996年03月08日
要約:
【要約】【目的】 インクリメンタル符号トラックを設けることなしに、所定の単一トラックからより少ない検出素子を用いて絶対位置データを確実に読み取ることができるようにすること。【構成】 読み取られるべきK+1個の読み取り2進値が全て異なる内容となると共に任意の2つの読み取り2進値の和が2K+1 -1にならないという条件のもとに作成された第1のN分割2進直列符号FA及びこれを論理反転して成る第2のN分割2進直列符号FBを用意し、1個おきに交互に配列して、分割数が2Nの2進直列符号のスリットを形成した符号板2を形成する。第1、第2、第3検出器SA、SB、SCは、その検出値が、ある任意の位置で変化した場合、その位置から符号板が最小読取単位λの2倍の移動範囲内で必ず変化するように配置されている。λ/2ピッチ配列の第3検出器からの検出値の条件から、第1、第2検出器による読み取りのための安定領域が選択される。
請求項(抜粋):
符号板上に単一トラックに付された2N分割の2進直列符号の内の複数個の符号を読み取って絶対位置データを出力する絶対値エンコーダにおいて、前記2N分割の2進直列符号は、N分割の第1の2進直列符号とN分割の第2の2進直列符号とからなり、第1の2進直列符号は、前記2N分割の2進直列符号の最小読取単位の1個おきで、且つK+1個(ここでKは2<SP>K-1 </SP><N≦2<SP>K </SP>を満足する2以上の整数値)の符号として、読み取った第1の絶対位置データが全て異なる内容となるとともに、第1の2進直列符号の各符号を論理反転して成る論理反転2進直列符号を前記と同様に読み取った第2の絶対位置データが前記第1の絶対位置データと全て異なるように定められており、第2の2進直列符号は、前記第1の2進直列符号の論理反転2進直列符号であり、第1の2進直列符号と第2の2進直列符号を、ある任意の位置における符号と、その任意の位置の前後どちからの符号とが全ての位置において常に反転論理の関係になるように1個おきに交互に配列されて成る2N分割の2進直列符号の単一トラックのスリットを形成した符号板と、該符号板に形成された前記2N分割の2進直列符号を最小読取単位の1個おきで且つK+1個のうち、予め定めた任意の1個を除いたK個の符号を読み取るための第1検出器と、前記第1検出器と前記最小読取単位より小さい位相差をもって配列された前記第1検出器と同じ配列のK個の第2検出器と、前記K+1個のうち、予め除いた第1検出器と第2検出器の各1個の検出素子位置に、前記最小読取単位の1/2ピッチで配列された4個の第3検出器と、該第3検出器からの検出値に基づいてインクリメンタル信号を作成する手段と、前記第1及び第2検出器からの検出値と前記インクリメンタル信号とに基づいて絶対位置データを出力する手段とを備えていることを特徴とする絶対値エンコーダ。
IPC (2件):
G01D 5/249 ,  H03M 1/24

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