特許

J-GLOBAL ID：200903038470701687

低結晶性ポリプロピレン

発明者： 藤井 純一 ,  北島 佳幸
出願人/特許権者： 株式会社トクヤマ
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平9-346892
公開番号（公開出願番号）：特開平11-071428
出願日： 1997年12月16日
公開日（公表日）： 1999年03月16日
要約：

【要約】【課題】柔軟性、透明性、耐衝撃性、耐熱性に優れ、成形加工性の良好な低結晶性ポリプロピレンを提供する。【解決手段】メルトフローレイトが1〜20g/10minであり、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法(GPC)により測定した重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比で表される分子量分布(Mw/Mn)が、4〜15であり、昇温溶離分別法により分別された、横軸を溶出温度(°C)、縦軸を溶出成分の積算重量割合で表した溶出曲線において、20°C未満での溶出成分(A成分)の量が5〜35重量%、20°C以上100°C未満での溶出成分(B成分)の量が10〜40重量%、100°C以上での溶出成分(C成分)が40〜80重量%、A成分とB成分とC成分の合計が100重量%、B成分とA成分との重量比(B/A)が0.6以上、C成分におけるピークトップ温度が120°C以上となるように分子量分布と結晶性分布を調整することにより得られる。

請求項（抜粋）：

プロピレン単独重合体、またはプロピレン以外のα-オレフィン単位の含量が5モル%以下のプロピレンとα-オレフィンとの共重合体であって、(1)メルトフローレイトが1〜20g/10分、(2)重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比で表される分子量分布(Mw/Mn)が4〜15、(3)昇温溶離分別法により分別された、横軸を溶出温度(°C)、縦軸を溶出成分の積算重量割合で表した溶出曲線に於いて、20°C未満での溶出成分(A成分)の量が5〜35重量%、20°C以上100°C未満での溶出成分(B成分)の量が10〜40重量%、100°C以上での溶出成分(C成分)が40〜80重量%、A成分、B成分およびC成分の合計が100重量%、B成分とA成分との重量比(B/A)が0.6以上で、且つ、C成分に於けるピークトップ温度が120°C以上、であることを特徴とする低結晶性ポリプロピレン。

IPC (2件)：

C08F 10/06 ,  C08J 5/18 CES

FI (2件)：

C08F 10/06 ,  C08J 5/18 CES