特許
J-GLOBAL ID:200903038473088340

耐震性能を有する鋳造材

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-038990
公開番号(公開出願番号):特開2004-218060
出願日: 2003年01月10日
公開日(公表日): 2004年08月05日
要約:
【課題】一般に土木あるいは建築分野における比較的大型の構造物の主要部分には、軟鋼など普通鋼を主体とした鉄鋼材料が用いられている。従って、地震が起きた時などには、この振動が構造物に直接伝わり、時には破壊に至り大きな被害を被る場合がある。【解決手段】本発明は、このような構造物の被害、損傷を軽減する、いわゆる構造物の耐震性を著しく向上させるために、主要構造物内に局所的に設けられた耐震用の構造物(これをデバイスと呼ぶことにする)、すなわち地震などによって生じるエネルギーを吸収しうるデバイスを組み入れることとし、これに用いられる材料に関するものである。このデバイス用に本発明のニッケル-クロム鋼の粗大な結晶粒を有する鋳造材を使用することによって、構造物に対する地震などのエネルギーをより多く吸収させて、構造物全体の被害を最小限に食いとどめようとするものである。
請求項(抜粋):
結晶構造が主に面心立方格子で、Niを12.5%及びこれ以上、17.5%及びこれ以下、Crを9.5%及びこれ以上、21.0%及びこれ以下で、かつ(Ni+Cr)%が27%及びこれ以上、33.5%及びこれ以下を主成分として含み、かつ不可避不純物からなる耐震性能を有するニッケル(Ni)-クロム(Cr)鋼の鋳造材。
IPC (2件):
C22C38/00 ,  C22C38/40
FI (2件):
C22C38/00 302T ,  C22C38/40

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