特許
J-GLOBAL ID:200903038601756326

真空精錬設備およびその操業方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西教 圭一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-298068
公開番号(公開出願番号):特開平7-150221
出願日: 1993年11月29日
公開日(公表日): 1995年06月13日
要約:
【要約】【目的】 水冷取鍋蓋の内面に付着するスプラッシュ層を利用して金属溶湯の降温を有効に抑制し、省エネルギ効果を果たしながら生産性を向上させる。【構成】 真空容器1A,1B間を移動可能である多目的台車17には、共通に使用可能な蓋体1bと、各真空容器1A,1B内に設置される取鍋2A,2Bに共通に使用可能な水冷取鍋蓋4とが保持される。一方の真空容器1Aで真空精錬の操業が行われているとにきは、他方の真空容器1Bでは大気調整台車18bが使用されて大気中での作業が行われる。1チャージ分の金属溶湯に対する真空精錬が終了すると、多目的台車17は水冷取鍋蓋4および蓋体1bを真空容器1B側に移動させ、直ちに次のチャージの真空精錬を開始させることができる。異常に肥大化したスプラッシュ層は、テーブルリフタ37上に載置し、下降させて安全かつ容易に分離除去することができる。
請求項(抜粋):
間隔をあけて設置される複数の真空容器と、各真空容器内に収納される金属精錬用の取鍋と、各取鍋の開口端縁に載置して共通に使用可能であり、冷却水が通水される伝熱管が巻装されてハット形に成形される水冷取鍋蓋と、水冷取鍋蓋に対して冷却水が給排可能で、ガス吹き込みランスが設けられ、各取鍋に対して水冷取鍋蓋を着脱する機構を備え、水冷取鍋蓋と各真空容器に対して共通に使用可能な蓋体とを保持して各真空容器間を走行可能な多目的台車と、多目的台車に接続されるケーブルおよびホースを、多目的台車の走行に従って走行しながら支持案内するケーブルベアと、多目的台車の走行経路に設置され、昇降変位可能で、台車に保持される水冷取鍋蓋を下方から支持可能であり、少なくとも水冷取鍋蓋の底面から頂部までの高さ分が沈降可能なリフタとを含むことを特徴とする真空精錬設備。
IPC (2件):
C21C 7/10 ,  C22B 9/00

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