特許
J-GLOBAL ID:200903038605782577
磁界の生体内急速シム作用を行う方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
生沼 徳二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-331336
公開番号(公開出願番号):特開平9-215672
出願日: 1996年12月12日
公開日(公表日): 1997年08月19日
要約:
【要約】【課題】 被検体の影響を考慮に入れて、磁界内の非均質性を素早く且つ正確に補正することのできる磁界の生体内急速シム作用を行う方法を提供する。【解決手段】 MRシーケンスを被検体に適用して、空間に亘る磁界の非均質性を示すMR応答信号を被検体から抽出する。半径方向の変数ρ(又は円柱座標系ではr)の変化に伴う磁界の非均質性の変化を計算する。一般化3D無限級数多項式の半径方向の変数に対する偏微分を計算する。非均質性の変化を3D多項式の偏微分に当てはめて、係数[dIc ]を求める。同様に、偏微分シム・コイル較正マトリクス[dM]の係数が、各々のシム・コイルに対して決定される。偏微分較正マトリクス[dM]を計算して、逆偏微分マトリクス[dM-1]を求める。逆偏微分マトリクス[dM-1]に係数[dIc ]を乗算して、磁界の非均質性を補正するために、各々のシム・コイルに通すべき電流を定める電流係数[C]を決定する。
請求項(抜粋):
被検体の所望の容積に亘るシム・コイルを用いた磁石により発生される磁界の生体内急速シム作用を行う方法であって、(a) 前記被検体内の容積に亘る磁界の強度差を示す非均質性マップ[I]を収集する工程と、(b) 少なくとも1つの半径方向の次元を有する座標系で表された一般化3次元無限級数多項式の、該半径方向の次元に対する偏微分[dL]を計算する工程と、(c) 工程(b)の半径方向の次元の変化に伴う磁界の強度差の変化を計算することにより、非均質性マップ[I]の偏微分[dI]を決定する工程と、(d) 前記3次元多項式の偏微分[dL]を非均質性マップの偏微分[dI]に当てはめて、偏微分非均質性マップ[dIc ]の係数を決定する工程と、(e) 工程(b)におけるのと同じ半径方向の次元の変化に伴って、各々のシム・コイルにより発生される磁界の変化を記述する偏微分較正マトリクス[dM]を収集する工程と、(f) [dM]×[dM-1]=1になるような逆偏微分マトリクス[dM-1]を決定する工程と、(g) 偏微分非均質性マップ[dIc ]の係数に逆偏微分マトリクス[dM-1]を乗算して、シム電流の値[C]を決定する工程と、(h) 値[C]により決定された電流をそれぞれのシム・コイルに通して、より均質な磁界を発生する工程とを備えた磁界の生体内急速シム作用を行う方法。
IPC (2件):
A61B 5/055
, G01R 33/3875
FI (2件):
A61B 5/05 332
, G01N 24/06 520 J
前のページに戻る