特許
J-GLOBAL ID:200903038626358147
因子VIIIまたは因子IXの皮下、筋肉内または皮内投与用の製薬調合剤
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
土橋 秀夫 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-525616
公開番号(公開出願番号):特表平10-501522
出願日: 1995年03月31日
公開日(公表日): 1998年02月10日
要約:
【要約】本発明は凝固因子VIIIまたは因子IXからなる皮下、筋肉内または皮内投与用製薬調合剤および血友病AまたはBを治療する薬剤の製造のためのその使用に関する。調合剤は少なくとも200IU/mlの活性を有する凝固囚子VIIIまたは因子IXおよび因子VIIIまたは因子IXの生物学的利用能を増加する添加剤からなる。因子VIIIによる試験は皮下、筋肉内または皮内投与後意外に長い時間周期にわたつて血流中に活性因子VIIIの治療レベルを付与する。因子VIIIは適宜に非常に純化された組み換え因子VIIIであり、かつ好ましくは、皮下投与用の薬剤の製造に使用され得るその欠失誘導剤である。
請求項(抜粋):
1)少なくとも500IU/mlの活性を有する凝固因子VIIIおよび因子VIIIの生物学的利用能を増加する有機添加剤からなる皮下、筋肉内または皮内投与用製薬調合剤であって、該調合剤が投与後少なくとも6時間血液中の通常の血漿レベルの少なくとも1.5%の因子VIII活性の治療レベルを付与することを特徴とする製薬調合剤。 2)投与後血液中の通常の血漿レベルの少なくとも2.5%の因子VIII活性の治療レベルを付与することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の製薬調合剤。 3)因子VIII性の治療レベルが投与後12時間維持されることを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の製薬調合剤。 4)前記添加剤がアミノ酸、ペプチド、たんぱく質、またはその組み合わせからなるグループから選択されることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項に記載の製薬調合剤。 5)前記たんぱく質がゼラチンおよびコラーゲンからなるグループから選択されることを特徴とする請求の範囲第4項に記載の製薬調合剤。 6)前記添加剤が多糖類からなるグループから選択されることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項に記載の製薬調合剤。 7)前記多糖類がキトサン、シクロデキストリン、スターチ、デキストラン、セルロース、およびその誘導体および/または組み合わせからなるグループから選択されることを特徴とする請求の範囲第6項に記載の製薬調合剤。 8)前記多糖類がヒアルロン酸からなるグループから選択されることを特徴とする請求の範囲第6項に記載の製薬調合剤。 9)前記添加剤が分散された相として油を有する水中油エマルジヨンおよび連続相として油を有する油中水エマルジヨンおよび極性を有する脂質の分散からなるグループから選択されることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項に記載の製薬調合剤。 10)油が大豆油であることを特徴とする請求の範囲第9項に記載の製薬調合剤。 11)因子VIIIの分子量が少なくとも170kDaであることを特徴とする請求の範囲前項いずれか1項に記載の製薬調合剤。 12)因子VIII活性が1,000IU/ml以上、好ましくは1,500IUmlであることを特徴とする請求の範囲前項いずれか1項に記載の製薬調合剤。 13)0.01ml以上、好ましくは0.1ないし2ml以上の量を有することを特徴とする請求の範囲前項いずれか1項に記載の製薬調合剤。 14)因子VIIIが組み換え凝固因子VIIIであることを特徴とする請求の範囲前項いずれか1項に記載の製薬調合剤。 15)因子VIIIが組み換え凝固因子VIIIの欠失誘導体であることを特徴とする請求の範囲第14項に記載の製薬調合剤。 16)i)少なくとも500IU/mlの因子VIII、好ましくは少なくとも1,500IU/mlの組み換え因子VIIIの欠失誘導体と、 ii)少なくとも0.01mg/mlのポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルと、 iii)好ましくは0.1M以上の量において、塩化ナトリウムと、 iv)好ましくは0.5mMの量において、塩化カルシウムまたはグルコン酸カルシウムのごとき、カルシウム塩と、 v)1mM以上の量においてL-ヒスチジンのごときアミノ酸と、 vi)因子VIIIの生物学的利用能を増加する添加剤と、かるなることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の製薬調合剤。 17)欠失誘導体因子VIIIが欠失誘導体組み換え因子VIIISQ(r-VIIISQ)であることを特徴とする請求の範囲第14項ないし第16項のいずれか1項に記載の製薬調合剤。 18)投与に備えられた安定した水溶液または分散であることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第17項のいずれか1項に記載の製薬調合剤。 19)投与前に、任意の混合または連続において1またはそれ以上の水溶液または分散と混合されることを特徴とする請求の範囲第18項に記載の製薬調合剤。 20)乾燥されかつ投与の前に、任意の混合または連続において1つまたはそれ以上の水溶液または分散により再構成されることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第17項のいずれか1項に記載の製薬調合剤。 21)血友病を治療するための皮下、筋肉内または皮内投与用薬剤の製造のための請求の範囲前項いずれか1項に記載の調合剤を使用する方法。 22)皮下投与用の薬剤の製造のための組み換え因子VIIIの欠失誘導体を使用する方法。 23)前記薬剤が安定した水溶液または分散であるか、または乾燥されることを特徴とする請求の範囲第21項または第22項に記載の調合剤または欠失誘導体を使用する方法。 24)請求の範囲第1項ないし第20項のいずれか1項に記載の調合剤の皮下、筋肉内または皮内投与による血友病の治療方法。
IPC (7件):
A61K 38/43 ACA
, A61K 9/08
, A61K 9/107
, A61K 38/17
, A61K 47/36
, A61K 47/42
, A61K 47/44
FI (7件):
A61K 37/465 ACA
, A61K 9/08 F
, A61K 9/107 F
, A61K 47/36 Z
, A61K 47/42 Z
, A61K 47/44 Z
, A61K 37/12
引用特許:
審査官引用 (5件)
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エリスロポエチンの持続性製剤
公報種別:公開公報
出願番号:特願平4-052054
出願人:武田薬品工業株式会社
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特開昭63-063624
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特開平1-149732
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引用文献:
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