特許
J-GLOBAL ID:200903038629040911

ガスタービンディスク内の締結ボルト孔とボルト間のシール装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石川 新 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-246765
公開番号(公開出願番号):特開平11-081910
出願日: 1997年09月11日
公開日(公表日): 1999年03月26日
要約:
【要約】【課題】 ガスタービンディスクの締結ボルト孔とボルト間のシール装置に関し、ボルト孔とボルト間の隙間から洩れる冷却用蒸気の洩れ量を低減する。【解決手段】 ディスク31の低圧部38側には1段〜4段動翼を支持するディスク31を固定する締結ボルト33がボルト孔32に挿通しており、ディスク31の低圧側にはボルト孔32の径d2 より大きいボルト孔拡大部39を設ける。締結ボルト33は軸拡大部33aが設けられ、シールピース1がそのテーパ部に挿嵌され、シールピース1の他端は拡大部39の段部39aに係止している。ボルト33は回転時の遠心力により外側に移動し、ボルト孔32とボルト33の隙間がの形状が変化してもシールピース1は可撓性の材料からなり曲げ部R1 ,R2 が変形し、密着性を保つので高圧側から洩れようとする蒸気43が低圧部38へ洩れることを防止し、シール性を保持する。
請求項(抜粋):
ガスタービンの前段から後段にわたってディスクの軸方向にボルト孔を貫通して設け、同ボルト孔に締結ボルトを挿通して前記ディスクを固定すると共に、前記ディスクに前記締結ボルトと平行に動翼冷却用の蒸気導入通路と蒸気回収通路とを設け、同蒸気導入通路と蒸気回収通路とはそれぞれ独立のキャビティに連通し、同キャビティを介して各動翼内に設けられた冷却用蒸気通路の導入側と回収側にそれぞれ連通し、前記蒸気導入通路から蒸気回収通路へ蒸気を流して翼を冷却し、冷却後の蒸気を回収するように構成したガスタービンのディスクにおいて、前記ボルト孔のディスク低圧側の一部に拡大径部を設けると共に、同拡大径部内で前記締結ボルトの一部周囲に同拡大径部内壁周囲と接する可撓性材料からなるシールピースを設けたことを特徴とするガスタービンディスク内の締結ボルト孔とボルト間のシール装置。
IPC (5件):
F01D 11/00 ,  F01D 5/10 ,  F02C 7/18 ,  F02C 7/28 ,  F16J 15/06
FI (5件):
F01D 11/00 ,  F01D 5/10 ,  F02C 7/18 E ,  F02C 7/28 Z ,  F16J 15/06 M
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • ガスタービン
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-081028   出願人:株式会社日立製作所
  • 特開昭58-030405
審査官引用 (2件)
  • ガスタービン
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-081028   出願人:株式会社日立製作所
  • 特開昭58-030405

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