特許
J-GLOBAL ID:200903038643701700

吸収物品のための液体透過性表面材料、及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 安達 光雄 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-530444
公開番号(公開出願番号):特表2000-505339
出願日: 1997年02月19日
公開日(公表日): 2000年05月09日
要約:
【要約】可撓性の皮膚にやさしい材料層(1)を含み、少なくとも一つの貫通開口(3’)を有する、おむつ、失禁保護帯、衛生ナプキン、又は類似物品の如き吸収物品のための液体透過性表面材料。開口(3’)は材料層(1)においてスリット(3)によって形成され、それによってスリット(3)は二つの縦長の縁を有する。細長い弾性手段(2)はスリット(3)の縁に対して実質的に垂直に、スリット(3)の両側上で予備緊張されて配置され、スリット(3)の両側上の材料に収縮的に作用し、かくしてスリット(3)の縁が離れて引張られ、収縮した材料がスリット(3)に対して実質的に平行に延びるしわ(24)を示す。表面材料の製造方法では多数の平行な細長い弾性手段(2)は可撓性の皮膚にやさしい材料層(1)に延伸、適用及び付着され、それは弾性手段(2)の適用中に平らな状態に延伸されつづけ、その後スリット(3)は弾性手段(2)を横切って実質的に垂直に材料層(1)を貫通される。この方法では、弾性手段(2)はスリット(3)で分けられ、その後材料層(1)の延伸は終了され、スリット(3)間の弾性手段(2)の部分(5)は材料層(1)がしわを寄せられスリット(3)が広げられるように収縮させられる。
請求項(抜粋):
1.可撓性の、皮膚にやさしい材料層(1)を含み、少なくとも一つの貫通開口(3)を有する、おむつ、失禁保護帯、衛生ナプキン、又は類似物品の如き吸収物品のための液体透過性表面材料において、開口(3’)が材料層(1)においてスリット(3)によって形成され、それによってスリットが二つの縦長の縁を有すること、及び細長い弾性手段(2)がスリット(3)の縁に対して実質的に垂直に、スリット(3)の両側で予備緊張されて配置され、それによって弾性手段(2)がスリット(3)の両側上の材料に収縮的に作用し、かくしてスリット(3)の縁が離れて引張られ、収縮された材料がスリット(3)に対して実質的に平行に延びるしわ(24)を示すことを特徴とする液体透過性表面材料。 2.表面材料が互いに実質的に平行に配置されたスリット(3)の列(4)によって形成された多数の開口(3’)を有すること、及び弾性手段(2)がスリット(3)の間に配置され、スリット(3)の縁(4)に対して実質的に垂直にスリット(3)の列(4)に沿って延び、それによってスリット(3)の間の材料がしわを寄せられ、スリット(3)の縁が分かれて開口(3’)を形成することを特徴とする請求の範囲1記載の表面材料。 3.表面材料が細長い弾性手段(2)の中間部分(5)を伴ってスリット(3)の2以上の列(4)を有することを特徴とする請求の範囲2記載の表面材料。 4.二つの異なる列(4)のスリット(3)が異なる長さを有することを特徴とする請求の範囲2記載の表面材料。 5.二つの異なる列(4)のスリット(3)の間の相互の距離が長さにおいて異なることを特徴とする請求の範囲3又は4記載の表面材料。 6.同じ列(4)内のスリット(3)の間の距離が変動することを特徴とする請求の範囲2-5のいずれか記載の表面材料。 7.弾性手段(2)の予備緊張が変動することを特徴とする請求の範囲1〜6のいずれか記載の表面材料。 8.吸収性物品と関連して使用するために好適な表面材料の製造方法であって、それによって多数の平行な細長い弾性手段(2)が弾性手段(2)の適用中に平らな状態に延伸されて維持される可撓性の、皮膚にやさしい材料層(1)に延伸、適用及び付着されている場合において、スリット(3)が材料層(1)を通って配置され、一方材料層(1)が延伸されて維持され、そのスリット(3)が弾性手段(2)を横切って実質的に垂直に延びるように配置され、それによって弾性手段(2)がスリット(3)において分かれ、その後材料層(1)の延伸が終了され、スリット(3)の間の弾性手段(2)の部分(5)が収縮可能になり、一方スリット(3)の間の材料がしわを与えられ、スリット(3)が弾性手段(2)の収縮力によってスリット(3)の縁の引張部分を通して広げられることを特徴とする製造方法。 9.液体透過性包囲層(11)と液体不透過性包囲層(12)の間で包囲された吸収体(13)を含む、失禁保護帯、おむつ又は衛生ナプキンの如き吸収物品(10)において、液体透過性包囲層(11)が包囲材料においてスリット(3)によって形成された少なく一つの貫通開口(3’)を有し、それによってスリット(3)が二つの縦長の縁を有すること、及び細長い弾性手段(2)がスリットの縁に実質的に垂直に、スリット(3)の両側上で予備緊張されて付着され、それによって弾性手段(2)がスリット(3)の両側上で材料に収縮的に作用し、かくしてスリットの縁が離れて引張られ、収縮された包囲材料がスリット(3)に実質的に平行に延びるしわ(24)を示すことを特徴とする吸収物品。 10.二つの端部分(16,17)及び中間股部分(18)をさらに示す請求の範囲9記載の吸収物品において、液体透過性包囲層(11)が股部分(18)中だけに設けられた開口(3’)を有することを特徴とする吸収物品。
IPC (3件):
A61F 13/53 ,  A61F 5/44 ,  A61F 13/15
FI (3件):
A41B 13/02 E ,  A61F 5/44 H ,  A61F 13/18 310 Z

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