特許
J-GLOBAL ID:200903038661445354

車両用自動変速機の変速制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長門 侃二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-096536
公開番号(公開出願番号):特開平5-296333
出願日: 1992年04月16日
公開日(公表日): 1993年11月09日
要約:
【要約】【目的】 アップシフト時に開放側摩擦係合要素の係合を解除する一方、結合側摩擦係合要素を、所謂がた詰めした後、結合側摩擦係合要素に供給する油圧を所定の増加割合で増加させて実変速開始を待ち、その後、フィードバック変速制御を開始して入力軸回転速度を同期回転速度に向けて減速させる、車両用自動変速機の変速制御方法において、摩擦係合要素の磨耗や耐久劣化等が生じたような場合にでも、摩擦係合要素の係合開始遅れをを無くしてエンジン回転数のオーバシュートを防止する。【構成】 実変速開始点前の基準時点t1から実変速開始点Ns迄の経過時間を計測しTstを計測し(S30,S32,S34,S36) 、計測した経過時間と所定標準時間Tsoとの偏差ΔTS を求め(S38) 、求めた偏差に応じて前記第2の摩擦係合要素への油圧供給速度qを補正する(S39) 。
請求項(抜粋):
それぞれが油圧で駆動され、低速側変速段を確立させる第1の摩擦係合要素と高速側変速段を確立させる第2の摩擦係合要素とを備え、アップシフト時に前記第1の摩擦係合要素に供給されている油圧を開放して係合を解除する一方、第2の摩擦係合要素に油圧を供給して係合を開始させ、これらの摩擦係合要素の受持ち伝達トルクを切り換える、車両用自動変速機の変速制御方法において、実変速開始点前の基準時点から実変速開始点迄の経過時間を計測し、計測した経過時間と所定標準時間との偏差を求め、求めた偏差に応じて前記第2の摩擦係合要素への油圧供給速度を補正することを特徴とする車両用自動変速機の変速制御方法。

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