特許
J-GLOBAL ID:200903038760831576

テープカセット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡辺 望稔
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-101866
公開番号(公開出願番号):特開2000-322863
出願日: 1999年04月08日
公開日(公表日): 2000年11月24日
要約:
【要約】【課題】スライダーの変形を抑制して、寸法精度が良好でスライダーの摺動信頼性を高めたテープカセットを提供すること。【解決手段】本体ケースの底面と摺接する高さを有する凸領域の近傍に、裏面の凹状溝によるモールド時の樹脂の流れの乱れを打ち消すような逆向きの流れを作る溝(凹状部分)を設ける。これにより、樹脂の流動が円滑になり、スライダーの成形時の「反り」等の発生を抑制することができ、寸法精度のよい良好な品質のスライダーを得ることが可能になる。
請求項(抜粋):
本体ケースの底面に、テープローディング装置が挿入可能に開口部が設けられ、また、前記底面の両外側には、前記開口部を開閉する摺動自在なスライダーが対向して配されており、前記本体ケースの底面には、上下に揺動し得る係合頭部を有する弾性ロック片が1ヵ所以上形成され、前記スライダーには、当該スライダーが前記開口部を開放した状態および閉じた状態でロックされるように、前記弾性ロック片の係合頭部が係合するための透孔が形成されており、さらに、前記スライダーの前記本体ケースと対向しない側の表面には、前記透孔に係合した弾性ロック片の係合頭部に当接し、そのロック状態を解除するための記録再生装置に設けられたロック解除部材を案内する略矩形状の凹状溝が、テープカセットの装填方向に長手形状に形成されており、その長手方向の軸線が、前記弾性ロック片の前記テープカセットの装填方向での軸線と略重なる位置に形成されている合成樹脂によりモールドされるテープカセットにおいて、前記スライダーの前記本体ケースの底面と対向する面であって、前記略矩形状の凹状溝の稜線が投影される部分の近傍に、前記稜線と平行して、前記スライダーの摺動方向に延在する凹状の溝を設けたことを特徴とするテープカセット。

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