特許
J-GLOBAL ID:200903038770488276

高張力鋼の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-162087
公開番号(公開出願番号):特開平9-013123
出願日: 1995年06月28日
公開日(公表日): 1997年01月14日
要約:
【要約】【目的】 溶接性及び音響異方性に優れ、かつ大入熱及び超大入熱溶接HAZ靭性にも優れた低降伏比の780N/mm2 級高張力鋼の製造方法を提供する。【構成】 重量%でC0.0055〜0.084 %、Si0.01〜0.3 %、Mn0.8 〜1.5 %、P0.01%以下、S0.01%以下、Ni0.5 〜2.5 %、Cr0.2 〜1.0 %、Mo0.1 〜0.8 %、Nb0.005 〜0.03%、Al0.01〜0.08%、N0.001 〜0.006 %を含み、Ceqが0.48以上であり、Bを含有しない鋼を、1000〜1200°Cの温度範囲に加熱し、パラメータT=20Mn+10Ni+15Cr+100 Mo+1500Nb+15Cu+150 V+500 (Ti-3.42N)- 8(t)0.5 +830 のときにT〜1100°Cの範囲の温度域で熱間圧延を終了させ、Ar3 変態点以上から少なくとも500 °Cまでの間を毎秒0.1 〜50°Cの冷却速度で冷却し、次いで740 〜850 °Cの温度域に再加熱した後に、焼入れ処理を行ない、さらにAc1 変態点以下の温度域に焼戻し処理する。
請求項(抜粋):
重量%でC0.055〜0.084%、Si0.01〜0.3%、Mn0.8〜1.5%、P0.01%以下、S0.01%以下、Ni0.5〜2.5%、Cr0.2〜1.0%、Mo0.1〜0.8%、Nb0.005〜0.03%、Al0.01〜0.08%、N0.001〜0.006%を含み、Ceq=C+Mn/6+Si/24+Ni/40+Cr/5+Mo/4+V/14(重量%)で定義される炭素等量値Ceqが0.48以上であり、残部が鉄および不可避的不純物からなる実質的にBを含有しない鋼を、1000〜1250°Cの温度範囲に加熱し、板厚t(mm)につき温度パラメータTをT=20Mn+10Ni+15Cr+100Mo+1500Nb+15Cu+150V+500(Ti-3.42N)-8(t)0.5 +830と定義したときにT〜1100°Cの範囲の温度域で熱間圧延を終了させ、Ar3 変態点以上から少なくとも500°Cまでの間を毎秒0.1〜50°Cの冷却速度で冷却し、次いで740〜850°Cの温度域に再加熱した後に、焼入れ処理を行ない、さらにAc1 変態点以下の温度域に焼戻し処理し、低降伏比で、かつ、溶接性および音響異方性に優れたものとすることを特徴とする高張力鋼の製造方法。
IPC (4件):
C21D 8/02 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/48 ,  C22C 38/50
FI (4件):
C21D 8/02 B ,  C22C 38/00 301 A ,  C22C 38/48 ,  C22C 38/50

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