特許
J-GLOBAL ID:200903038775894418

ベクトル制御誘導電動機の速度制御方法及び誘導電動機のベクトル制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鵜沼 辰之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-338386
公開番号(公開出願番号):特開平7-194198
出願日: 1993年12月28日
公開日(公表日): 1995年07月28日
要約:
【要約】【目的】 負荷の急変や急加減速等に対して速度追従制御の応答性を高く保持する。【構成】 電流急変の影響を受けない内部誘起電圧のd,q軸成分の推定値ed’及びeq’を、電流急変の影響を受けるインピーダンス降下分(-r1・id+ω(l1+l2’)iq)、(r1・iq+ω(l1+l2’)id)と分離して求める。そして、d,q軸成分の電圧指令値Vd*,Vq*は分離して求めた推定値ed’、eq’にインピーダンス降下分を加算して求める。一方、分離して求めたq軸成分誘起電圧ed’に基づいて速度推定値ωr’を求めるとともに、d軸成分誘起電圧ed’を0にするようにすべり補正値dωsを求めて、一次周波数指令値ω1*を補正する。
請求項(抜粋):
d軸成分電流の設定値と検出値の偏差に基づいてd軸成分電圧の指令値を生成し、速度指令値と速度推定値の偏差に基づいてq軸成分電流の指令値を生成し、q軸成分電流の指令値と検出値の偏差に基づいてq軸成分電圧の指令値を生成し、前記q軸成分電圧の指令値に基づいて前記速度推定値を求め、前記q軸成分電流の指令値に基づいてすべり速度を求め、前記速度推定値と前記すべり速度との和を誘導電動機の一次周波数指令値とし、 前記d軸成分電圧の指令値を零にすべく生成したすべり補正値により前記一次周波数指令値を補正し、前記d軸成分電圧の指令値と、前記q軸成分電圧の指令値と、補正された一次周波数指令値とに基づいてPWMインバータを制御するベクトル制御誘導電動機の速度制御方法において、前記d軸成分電圧の指令値を内部誘起電圧のd軸成分とインピーダンス降下分とに分離して求めた後に合成するとともに、前記q軸成分電圧の指令値を内部誘起電圧のq軸成分とq軸成分電流の変化に伴うインダクタンス降下分とインピーダンス降下分とに分離して求めた後に合成し、分離して求めた内部誘起電圧のq軸成分に基づいて前記速度推定値を求めるとともに、分離して求めた内部誘起電圧のd軸成分に基づいて前記すべり補正値を求めることを特徴とするベクトル制御誘導電動機の速度制御方法。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平4-021387
  • 特開昭54-129421

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