特許
J-GLOBAL ID:200903038815054060

水性重合体組成物の製造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 八木田 茂 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-528058
公開番号(公開出願番号):特表平9-512577
出願日: 1995年04月27日
公開日(公表日): 1997年12月16日
要約:
【要約】a)50°C以下のTgと架橋剤官能性基を有する酸官能性オリゴマーの水溶液を調製すること;b)上記オリゴマーのTgより少なくとも25°C高いTgと場合により架橋剤官能性基とを有する疎水性重合体の水性エマルジョンを形成させるための水性乳化重合を前記オリゴマー水溶液の存在下で行うこと;及びc)前記オリゴマー及び疎水性重合体の架橋剤基と反応し得る架橋剤と混合すること;からなる、有機溶剤を含有していないかつ≧40秒のケーニッヒ硬度と≦55°Cの最低被膜形成温度(MFFT)とを有する水性架橋性重合体組成物の製造方法。更に、かく形成された水性組成物及びその種々の用途における使用。水性組成物は優れた性質、特に、MFFTとケーニッヒ硬度との有利なバランスを有する。
請求項(抜粋):
a)オレフィン性不飽和単量体から形成された酸官能性オリゴマーの水溶液を調製すること-上記酸官能性オリゴマーは500〜50,000の範囲の数平均分子量Mnと50°C以下のガラス転移温度(Tg)を有するものであり、上記オリゴマーは有機溶剤を使用しない水性乳化重合法又は水性溶液重合法を使用して形成されたものであり、上記酸官能性によりオリゴマーをそれ自体で又は中和により水溶性にせしめ、そして、上記オリゴマーは後に水性重合体組成物を乾燥させたとき、架橋性を付与する官能性基も有するものである-; b)少なくとも1種のオレフィン性不飽和単量体から疎水性重合体の水性エマルジョンを形成させるための水性乳化重合を前記オリゴマーの水溶液の存在下で行うこと-上記疎水性重合体は前記オリゴマーのTgより少なくとも25°C高いTgを有しており、そして、上記疎水性重合体は、場合により、後に水性重合体組成物を乾燥させたとき、架橋性を付与する官能性基も有するものである-及び c)工程b)の重合の後に架橋剤を添加することにより及び/又は工程b)の重合を架橋剤の存在下で行うことにより、工程b)からの水性エマルジョンと架橋剤とを混合すること-上記架橋剤は、以後の乾燥の際にオリゴマーの架橋剤官能性基及び(もし存在するならば)疎水性重合体の架橋剤官能性基と反応して架橋を行い得るものである;この場合、上記架橋剤はイオン結合の形成により架橋を行う薬剤ではない-;からなる方法であってかつ有機溶剤を使用しない方法であることを特徴とする、塗装に有用なかつ有機溶剤を含有していない水性架橋性重合体組成物であって、乾燥した際に少なくとも40秒のケーニッヒ硬度を有しかつ≦55°Cの最低被膜形成温度を有している水性架橋性重合体組成物の製造方法。
IPC (9件):
C08F265/00 ,  C08F 2/44 ,  C08F291/00 ,  C08G 18/63 ,  C08L 51/00 ,  C09D 11/00 ,  C09D151/00 ,  C09D175/04 ,  C09J175/04
FI (9件):
C08F265/00 ,  C08F 2/44 C ,  C08F291/00 ,  C08G 18/63 Z ,  C08L 51/00 ,  C09D 11/00 ,  C09D151/00 ,  C09D175/04 ,  C09J175/04

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