特許
J-GLOBAL ID:200903038817875699

予備タイヤ保持装置における吊り索の切断防止機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 水野 桂
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-170774
公開番号(公開出願番号):特開2001-001956
出願日: 1999年06月17日
公開日(公表日): 2001年01月09日
要約:
【要約】【課題】 巻上装置の吊り索に大きな巻き戻し力が加わる時間が長い場合でも、吊り索の切断を防止する。【解決手段】 巻上装置1は、ケース2に軸受した主軸3に、吊り索8を巻き付ける巻上胴6を回転可能に嵌合し、巻上胴6側面に内歯歯車7を設け、主軸3に設けた偏心カム9に外歯歯車10を回転可能に嵌合し、偏心した内歯歯車7と外歯歯車10を内外に噛み合わせ、外歯歯車10側面に自転規制板11を、ケース2に自転規制ピン15を設けた。吊り索8に巻き戻し力が加わると自転規制板11が当たる自転規制ピン15は、巻き戻し力が通常使用時より大きいと破損する強度に設定して安全ピンに兼用した。安全ピン15が破損すると、巻上胴6が1回転以上逆転可能になり、吊り索8が巻き戻される。
請求項(抜粋):
予備タイヤを巻き上げる遊星歯車機構の巻上装置と、予備タイヤを載せるタイヤ載架具からなり、巻上装置の吊り索の垂下端にタイヤ載架具を連結した予備タイヤ保持装置において、巻上装置は、ケースに主軸を軸受し、主軸に、吊り索を巻き付ける巻上胴を回転可能に嵌合し、巻上胴の側面に内歯歯車を同心状に設け、主軸に偏心カムを設け、偏心カムに外歯歯車を回転可能に嵌合し、偏心した内歯歯車と外歯歯車を内外に噛み合わせ、外歯歯車の側面に自転規制板を設け、ケースに、自転規制板が当たって外歯歯車の自転が規制される自転規制ピンを設けており、吊り索に巻き戻し力が加わると自転規制板が当たる自転規制ピンは、吊り索に加わる巻き戻し力が通常の使用時より大きいと破損する強度に設定して安全ピンに兼用し、安全ピン兼用の自転規制ピンが破損すると、巻上胴が1回転以上逆転可能になり、吊り索が巻き戻されて、吊り索の切断が防止される構成にしたことを特徴とする吊り索の切断防止機構。

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