特許
J-GLOBAL ID:200903038836856468

靭性の優れた圧延形鋼の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢葺 知之 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-295537
公開番号(公開出願番号):特開平5-132716
出願日: 1991年11月12日
公開日(公表日): 1993年05月28日
要約:
【要約】【目的】 建造物の構造部材に用いる靭性の優れたH形鋼、I形鋼等のフランジを有する形鋼を圧延ままで製造する。【構成】 製鋼工程での予備脱酸により溶鋼の酸素濃度を制御し所定の成分鋼とした後、微量Alにより最終脱酸する。この際、Al含有量と溶鋼の酸素濃度との関係を規定して多数の微細な複合酸化物を分散させた鋳片とし、この鋳片を一定の温度域で再加熱・圧延する。鋼中に分散させたAl,Ti,Mn,Si元素により構成される複合酸化物粒子は粒内フェライト生成能に優れ、これを核に粒内フェライト組織を生成して組織を細粒化し、靭性を向上させる。
請求項(抜粋):
重量%でC:0.04〜0.20%、Si:0.05〜0.50%、Mn:0.8〜1.8%、V:0.05〜0.20%、N:0.004〜0.015%、Ti:0.005〜0.025%を含み、残部がFeおよび不可避不純物からなる溶鋼を、予備脱酸処理によって、溶存酸素を重量%で0.003〜0.015%に調整後さらに、金属アルミもしくはフェロアルミの添加により脱酸し、該Al含有量が重量%で0.005〜0.015%で、かつ溶鋼の溶存酸素〔O%〕に対し-0.004≦〔Al%〕-1.1〔O%〕≦0.006の関係を満たす鋳片に鋳造し、該鋳片を1100〜1300°Cの温度域に再加熱後、熱間圧延を行い750〜1050°Cの温度範囲で圧延を終了することを特徴とする靭性の優れた圧延形鋼の製造方法。
IPC (6件):
C21D 9/00 102 ,  C21C 7/04 ,  C21C 7/06 ,  C21D 8/00 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/14

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