特許
J-GLOBAL ID:200903038883950286

制動倍力装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 奥山 尚男 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-232361
公開番号(公開出願番号):特開平6-183328
出願日: 1993年08月25日
公開日(公表日): 1994年07月05日
要約:
【要約】【目的】 圧力源が供給する空気の損失が無く、操作信頼性が高く、構造が簡単で、小さい制動倍力装置を提供する。【構成】 車両のブレーキシステムのための制動倍力装置が二つの室を含むバキュームブースタをそなえ、これらのうち低圧室(16)はブレーキ力増幅の態様における作動中は吸引減圧され、一方、低圧室の圧力より高く、更に外部の大気圧を超える圧力が高圧室(14)内において制御弁(28)によって調節できる。このことは制御弁(28)の上流に接続した機械的制御弁(12)により達成できる。圧力源(18)を高圧室(14)に接続する際、制御弁への入り口(22)と高圧室(14)との間の接続を制御する他の弁座が閉じる前に、圧力源(18)から制御弁(12)へのアクセスを制御する弁座が開く。
請求項(抜粋):
二つの室(14、16)をそなえ、これらのうち低圧室(16)がブレーキ力増幅の態様における作動中は吸引減圧され、一方、低圧室(16)の圧力より高く、少なくとも外部の大気圧に相当する圧力が高圧室(14)内において制御弁(28)によって調節できるバキュームブースタ(10)と、高圧室(14)内において大気圧より高い圧力を発生させる圧力源(18)と、バキュームブースタ(10)に対して制御弁(28)の上流に配設され、高圧室(14)内が大気圧に至ると高圧室(14)と圧力源(18)との間を導通させ、大気圧の空気のための第一の入り口(22)と高圧室(14)内の圧力に一致する圧力の空気のための第二の入り口(24)とを有し、高圧室(14)内が大気圧に至った時に、第一・第二の入り口(22、24)間の圧力差により開かれて圧力源(18)と高圧室(14)との間を連絡させる作用を行う弁(12)とをそなえた、車両ブレーキシステム用制動倍力装置において、第一の入り口(22)から高圧室(14)への連絡を制御する弁座(42)が閉じる前に、圧力源(18)から弁(12)への連絡を制御している弁座(38)が開き、その間、圧力源(18)と高圧室(14)の間が連通されている間は圧力源(18)から高圧室(14)への連絡を制御している弁座(40)が、なお閉じたままでいることを特徴とする、車両ブレーキシステム用制動倍力装置。

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